FP2級の過去問
2021年1月
実技 問97
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問題
FP技能検定2級 2021年1月 実技 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
正之さんが2020年中に行った国内公募株式投資信託であるQファンドの取引は、下記<資料>のとおりである。正之さんの2020年分のQファンドに係る譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。なお、正之さんは、2017年以前にQファンドを保有したことはない。また、いずれの取引も基準価額での購入または売却である。
<設例>
<設例>
- ▲100,000円
- 78,000円
- 100,000円
- 180,000円
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、2です。
<各取得金額の合計>
2018年5月 : 10,000円×200+40,000円=2,040,000円
2018月9月 :11,000円×100+22,000円=1,122,000円
2019月3月 :13,000円×100+26,000円=1,326,000円
よって
2,040,000円+1,122,000円+1,326,000円=4,488,000円
<取得口数の合計>
200+100+100=400
同じ投資信託を複数回購入した場合の取得単価は、総平均法に準ずる方法により計算するので、当該ファンド1万口当たりの取得単価は
4,488,000円÷400=11,220円
2020年4月に基準価額12,000円で100万口を売却しているため、求める譲渡所得の金額は、
(12,000円-11,220円)×100=78,000円となります。
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02
正解は 2 です。
本問は、同一銘柄を複数回購入するケースに該当します。
この場合、総平均法に準ずる方法により計算することになります。
まず、各取引に係る取得金額とその合計を算出します。
・2018年5月:10,000円 × 200 + 40,000円 = 2,040,000円
・2018月9月:11,000円 × 100 + 22,000円 = 1,122,000円
・2019月3月:13,000円 × 100 + 26,000円 = 1,326,000円
→合計:4,488,000円
次に、総平均法に準ずる方法により取得単価を算出します。
4,488,000円 ÷ (200 + 100 + 100) = 11,220円
最後に、2020年4月売却時点の基準価格から取得単価を差し引いたうえで、取引口数を乗じて譲渡所得を算出します。
(12,000円 - 11,220円) × 100 = 78,000円
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03
正解は2です。
まず、各時期の基準価格に購入数を乗じて株を取得するために支払った額を算出します。
10,000円×200 + 11,000円×100 + 13,000円×100 = 440万円
また、各時期に手数料を支払っているため、これも株を取得するために支払った額に計上します。
40,000円 + 22,000円 + 26,000円 = 88,000円 であるため、先の440万円と合計して 448.8万円
次に、この合計額を元に、1万株あたりの取得単価を算出します。
同じ投資信託を複数回購入した場合、取得単価は購入額全体を購入株数で割って計算するので、
1万株あたりの取得単価は、4,488,000円 ÷ 400 = 11,220円
最後に、1万株あたりの売却額から1万株あたりの取得単価を引き、実際に売却した100万株分を乗じることで、本設問の譲渡所得を算出することができます。
したがって、譲渡所得の金額は、
(12,000円 − 11,220円) × 100 = 78,000円 となります。
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