過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

FP2級の過去問 2021年5月 実技 問63

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
下記<資料>は、妹尾さんが同一の特定口座内で2020年中に行った東京証券取引所市場第一部上場会社であるGA株式会社の株式(以下「GA株式」という)の株式取引に係る明細である。妹尾さんのGA株式の取引に関する次の記述の空欄[ ア ]、[ イ ]にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。

・11月11日のGA株式の売却取引に関する受渡日は[ ア ]である。
・11月24日の買付後におけるGA株式の譲渡所得の取得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額は[ イ ]である。
問題文の画像
   1 .
ア:11月13日  イ:1,200円
   2 .
ア:11月13日  イ:1,250円
   3 .
ア:11月16日  イ:1,200円
   4 .
ア:11月16日  イ:1,250円
( FP技能検定2級 2021年5月 実技 問63 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (3件)

6

【正解1】

ア 11月13日

株式の売買代金の受け渡しは、原則として売買成立の当日(約定日)から起算して3営業日目です(2019年7月16日の取引(約定分)より)。

よって、11月11日のGA株式の売却取引に関する受渡日は、約定日の11月11日から起算して3営業日目の「11月13日」です。

イ  1,200円

10月20日買付後の1株あたり取得価額は、

(900円×100株+1,200円×200株)÷300株=1,100円

その後、11月11日に100株売却し、24日に1,300円で200株取得しているため、

11月24日の買付後におけるGA株式の1株あたりの取得価額は、

(1,100円×200株+1,300円×200株)÷400株=1,200円

となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

正解は 1 です。

(ア)上場株式の売買取引に関する受渡日は、約定日から起算して3営業日目(土日祝日を除く)です。

上場株式等の受渡日は、2019年7月16日より前は4営業日目でしたが、2019年7月16日以降は1営業日早まり、3営業日目に変更されています。

(イ)同一銘柄の株式等を2回以上にわたって購入し、その株式等の一部を譲渡した場合の取得費は、総平均法に準ずる方法によって求めた1単位当たりの金額を基に計算します。

総平均法に準ずる方法とは、次の算式により計算する方法を言います。

(A + B) ÷ (C + D) = 1単位当たりの金額

 A:株式等を最初に購入した時(その後既にその株式等を譲渡している場合には、直前の譲渡の時)の購入価額の総額

 B:株式等を最初に購入した後(その後既にその株式等を譲渡している場合には、直前の譲渡の後)から今回の譲渡の時までの購入価額の総額

 C:Aに係る株式等の総数

 D:Bに係る株式等の総数

まず、10月20日時点の1株あたりの価額は次の通りです。

( [900円 × 100株] + [1,200円 × 200株] ) ÷ (100株 + 200株) = 1,100円

その後、11月11日に100株売却⇒11月24日に200株購入をしていますので、11月24日時点の1株当たりの価額は次の通りです。

( [1,100円 × 200株] + [1,300円 × 200株] ) ÷ ( [300株 − 100株] + 200株) = 1,200円

1

正解は「ア:11月13日  イ:1,200円」です。

[ア]11月13日

受渡日とは、株式の売買を決済する日です。

国内株式の売買の場合、通常は約定(取引が確定した日)を含めて3営業日目が決済する日となります。設問の場合、該当の売買は11月11日(水)に約定していますので、この日を含めた3営業日目である11月13日(金)が受渡日になります。

[イ]

株式を譲渡(売却)する際の1株あたりの取得価額は、それまでに買付した株価の平均値で求められます。設問では、途中で株式の売却がありますので、少し惑わされますが、買付の順番に考えていきたいと思います。

(1)9月28日時点=(900円×100株)÷100株=900円

(2)10月20日時点=(900円×100株+1,200円×200株)÷(100株+200株)=1,100円

10月20日時点では、全部で300株所有していますが、11月11日に100株売却しています。よって、11月24日の買付前には、1株あたりの取得価額1,100円で200株所有していることになります。この状態から11月24日の買付分を加えて、1株あたりの取得価額を算出します。

(3)11月24日時点=(1,100円×200株+1,300円×200株)÷(200株+200株)=1,200円

よって、11月24日の買付後の1株あたり取得価額は1,200円となります。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
このFP2級 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。