2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2021年5月
問62 (実技 問62)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2021年5月 問62(実技 問62) (訂正依頼・報告はこちら)

ファイナンシャル・プランニングのプロセスに従い、次の[ ア ]~[ カ ]を6つのステップの順番に並べ替えたものとして、最も適切なものはどれか。

ア  顧客のキャッシュフロー表などを作成し、将来の財政状況の予測・分析等を行う。
イ  顧客の家族構成などの環境の変化や制度改正に応じ、定期的にプランの見直しを行う。
ウ  作成したプランに従い、顧客が行う金融商品購入等の実行を支援する。
エ  顧客にファイナンシャル・プランニングで提供するサービス内容や報酬体系などを説明し、了解を得る。
オ  ヒアリング調査等により顧客および家族の情報、財政的な情報等を収集し、顧客の財政的な目標を明確化する。
カ  顧客の目標を達成するために必要なプランを作成し、顧客に提案書を提示して説明を行う。
  • エ → ア → オ → カ → ウ → イ
  • エ → オ → ア → カ → ウ → イ
  • オ → ア → カ → エ → ウ → イ
  • オ → カ → ア → エ → ウ → イ

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この過去問の解説 (3件)

01

【正解2】

日本FP協会によると、顧客に最適なアドバイスを行うためのステップとして、以下「FP実務の6ステップ」が示されています。

Step1 顧客との関係確立とその明確化

Step2 顧客データの収集とその明確化

Step3 顧客のファイナンス状態の分析と評価

Step4 ファイナンシャル・プランの検討と提示

Step5 ファイナンシャル・プランの実行援助

Step6 ファイナンシャル・プランの定期的見直し 

よって、問題文を上記のプロセス順に並べると、エ→オ→ア→カ→ウ→イ となります。

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02

正解は 2 です。

【FPプロセスの6ステップ】

第1ステップ:顧客との関係確立とその明確化

⇒顧客にファイナンシャル・プランニングで提供するサービス内容や報酬体系などを説明し、了解を得る。(エ)

第2ステップ:顧客データの収集と目標の明確化

⇒ヒアリング調査等により顧客および家族の情報、財政的な情報等を収集し、顧客の財政的な目標を明確化する。(オ)

第3ステップ:顧客のファイナンス状態の分析と評価

⇒顧客のキャッシュフロー表などを作成し、将来の財政状況の予測・分析等を行う。(ア)

第4ステップ:プランの検討・作成と提示

⇒顧客の目標を達成するために必要なプランを作成し、顧客に提案書を提示して説明を行う。(カ)

第5ステップ:プランの実行援助

⇒作成したプランに従い、顧客が行う金融商品購入等の実行を支援する。(ウ)

第6ステップ:プランの定期的見直し

⇒顧客の家族構成などの環境の変化や制度改正に応じ、定期的にプランの見直しを行う。(イ)

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03

ファイナンシャル・プランニングは、顧客の人生設計をサポートするための体系的な6つのステップで構成されています。選択肢を正しい順番に並べ替えると以下の通りです。

① エ FP業務の内容や進め方、報酬体系などを顧客に説明し、同意を得る(関係の確立)
② オ ヒアリングを通じて顧客情報やニーズ、目標を把握する(情報の収集)
③ ア 収集した情報を基に、現状分析や将来のキャッシュフローの計算などを行う(分析と評価)
④ カ 分析結果に基づいて、顧客に最適なプランを作成・提案する(プランの立案と提示)
⑤ ウ プランに沿って、顧客の実行を支援する(プランの実行支援)
⑥ イ 制度改正やライフイベントの変化に応じて、プランの定期的な見直しを行う(モニタリング)

選択肢1. エ → ア → オ → カ → ウ → イ

不適切

選択肢2. エ → オ → ア → カ → ウ → イ

適切

選択肢3. オ → ア → カ → エ → ウ → イ

不適切

選択肢4. オ → カ → ア → エ → ウ → イ

不適切

まとめ

各ステップが持つ目的や内容を理解していなければ正解するのは難しいため、暗記ではなく流れの意味を押さえた理解が求められます。

この流れを理解することで、FP業務の全体像を把握することができ、試験だけでなく実務においても役立ちます。特に、顧客との関係構築から始まり、継続的なフォローまでが一貫したプロセスであることを意識することが大切です。

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