FP2級の過去問
2021年9月
学科 問17
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 学科 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
傷害保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
- 普通傷害保険の保険料率は、被保険者の年齢や性別、職種による差異はない。
- 家族傷害保険では、記名被保険者またはその配偶者と生計を共にする別居の未婚の子は被保険者となる。
- 海外旅行傷害保険では、日本を出国してから帰国するまでの間の事故によって被った損害を補償の対象としており、国内移動中の事故によって被った損害は補償の対象とならない。
- 国内旅行傷害保険では、旅行中に発生した地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
傷害保険は第三分野の保険と呼ばれ、急激かつ偶然な外来からの(自己の病気に由来しない)ケガに対応するものです。
1…不適切です。
年齢・性別では差異はありませんが、
職業は危険度により料率が異なります。
2…適切です。
別居の未婚の子は生計を共にする場合のみ対象内です。
生計を別にする(独立した)場合は対象外ですので、
混同しないようにしましょう。
3…不適切です。
「国内の住居を出発した日」から「帰着する日」までを補償しますので、
国内の移動や空港付近での前泊期間も補償されます。
4…不適切です。
地震・噴火およびこれによる津波は対象外です。
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02
適切な選択肢は2です。
1:不適切です。
普通障害保険の保険料は、年齢や性別に関係なく、被保険者が勤める業界や職種により決まっています。
建設業などケガのリスクが高い業界、職種で働く人の保険料は高くなる傾向があります。
2:適切です。
家族傷害保険の被保険者の範囲は、記名被保険者本人はもちろん配偶者、生計を共にする同居親族、別居の未婚の子となっています。
3:不適切です。
海外旅行傷害保険は、海外旅行のために自宅を出てから帰宅する間に被った傷害を補償します。
したがって、電車やバス、飛行機などで自宅⇔空港間(日本国内)を移動した場合も補償対象となります。
4:不適切です。
国内旅行傷害保険は、旅行中に発生した地震及び地震を原因とする津波によるケガは補償の対象外です。
言いかえると、保険対象は、地震及び地震を原因とする津波によるケガ以外のケガ、細菌性食中毒となります。
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03
正解は2です。
1.不適切
普通傷害保険は、いろいろな場合のケガを補償するための保険ですが、保険料率に年齢や性別による差異はありません。
保険料率は職業によって決まり、一般的にはケガをする危険度の高い職業のほうが高くなります。
2.適切
家族傷害保険は、記名被保険者本人・配偶者・生計を共にする同居の親族、別居の未婚の子が被保険者になります。
3.不適切
海外旅行傷害保険は、被保険者が海外旅行を目的として自宅を出発してから帰宅するまでの間に被る可能性のある損害を補償する保険です。
国内移動中の事故によって被った損害も補償の対象です。
4.不適切
国内旅行傷害保険では、被保険者が自宅を出発してから帰宅するまでの間に被る可能性のある損害を補償する保険です。
しかし旅行中の地震および地震を原因とする津波によるケガは補償の対象となりません。
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