FP2級の過去問
2021年9月
実技 問64
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問64 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>の債券を満期(償還)時まで保有した場合の最終利回り(単利・年率)として正しいものはどれか。なお、手数料や税金等については考慮しないものとし、計算結果については小数点以下第4位を切り捨てること。
<資料>
表面利率:年0.10%
購入価格:額面100円につき100.60円
償還価格:額面100円につき100.00円
償還までの残存期間:8年
<資料>
表面利率:年0.10%
購入価格:額面100円につき100.60円
償還価格:額面100円につき100.00円
償還までの残存期間:8年
- 0.024%
- 0.025%
- 0.173%
- 0.174%
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
債券の利回りには
・直接利回り
・最終利回り
※今回の出題内容。発行後に購入し、償還まで保有した債券の利回り
・応募者利回り
・所有期間利回り
の4種類があります。
応募者利回り、所有期間利回りの計算式は
最終利回りの計算式を一部置き換えたものです。
最終利回り = [ {表面利率+(償還価格 − 購入価格)/残存期間} / 購入価格 ] ✕ 100
この式に与えられた数字を当てはめると
[ { 0.1 + (100 − 100.6) / 8 } / 100.6 ] ✕ 100 = 0.024(%)
となります。
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02
正解は 1 です。
最終利回りとは、すでに発行されている債券を時価で購入し、
満期まで保有した時の利回りを指します。
最終利回りは以下の公式で求めることができます。
最終利回り(%) = [ {表面利率+(額面 − 購入価格)/残存年数} / 購入価格 ] ✕ 100
与えられた数字を上記の式に当てはめると、
[ { 0.1 + (100 − 100.6) / 8 } / 100.6 ] ✕ 100 = 0.024% となります。
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03
正解は1です。
債権利回りの種類は4つあります。
・直接利回り
・最終利回り
・所有期間利回り
・応募者利回り
今回は、最終利回りになります。
計算式を分解して示すと下記のようになります。
①:(償還価格 − 購入価格) ÷ 残存期間 = 所有していた期間の儲け(「購入価格>償還価格」の場合は損失)
②:表面利回り(クーポンレート)+ ① = 年当たりの収益合計
③: ② ÷ 購入価格 × 100 = 利回り
まとめると
最終利回り = [ 表面利回り + { (償還価格 − 購入価格) ÷ 残存期間 } ] ÷ 購入価格 × 100
となります。
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