FP2級の過去問
2021年9月
実技 問68
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問68 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>は、大下さんが購入を検討している物件の登記事項証明書の一部である。この登記事項証明書に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を記した組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない事項は一切考慮しないこととする。
(ア)所有権保存など所有権に関する事項が記載されている欄(A)は、権利部の甲区である。
(イ)上記<資料>を確認する限り、本物件には現在、抵当権は設定されていないことが分かる。
(ウ)平成9年5月8日にRM銀行の抵当権設定登記が行われ、RM銀行の抵当権設定当初の債権額は3,000万円であることが分かる。
(エ)本物件の登記事項証明書は、現在の所有者である有馬純一さんでなければ、交付の請求をすることができない。
(ア)所有権保存など所有権に関する事項が記載されている欄(A)は、権利部の甲区である。
(イ)上記<資料>を確認する限り、本物件には現在、抵当権は設定されていないことが分かる。
(ウ)平成9年5月8日にRM銀行の抵当権設定登記が行われ、RM銀行の抵当権設定当初の債権額は3,000万円であることが分かる。
(エ)本物件の登記事項証明書は、現在の所有者である有馬純一さんでなければ、交付の請求をすることができない。
- (ア)× (イ)○ (ウ)○ (エ)○
- (ア)○ (イ)× (ウ)○ (エ)○
- (ア)○ (イ)○ (ウ)× (エ)○
- (ア)○ (イ)○ (ウ)○ (エ)×
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
不動産の登記事項証明書は、大きく2つに分かれます。
①…表題部。土地や建物の表示に関する事項を記載しています。(所在・面積等)
②…権利部。所有権や抵当権など権利に関する事項を記載しています。
本問では①表題部は割愛されており、
②権利部の甲区→所有権に関する全ての事項
権利部の乙区→所有権以外の全ての事項
を記載した部分から出題されています。
(ア)…〇 所有権に関する記載は甲区です。
(イ)…〇 所有権以外の記載部分を確認します。
抵当権が設定された順位番号1の記載には下線があり、抹消事項であることが分かります。
抵当権抹消は順位番号2でも確認できます。
(ウ)…〇 所有権以外の記載部分を確認します。順位番号1の記載中に債権額があります。
(エ)…✕ 交付の請求は誰でも可能で、郵送やオンラインでの請求も可能です。
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02
正解は 4 です。
(ア)〇
登記簿において、所有権に関する事項が記載されているのは権利部の甲区です。
(イ)〇
資料より、令和2年6月25日に抵当権が抹消されて以来、
抵当権設定が行われていません。
(ウ)〇
資料の権利者その他の事項欄に「債権額3,000万円」とあります。
(エ)✕
登記簿は、申請すれば誰でも交付の請求が可能です。
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03
不動産の登記簿には「表題部」と「権利部」があります。
さらに権利部は、記載されている事項によって「甲区」と「乙区」に分かれています。
甲区:所有権に関する事項が記載されています。
乙区:所有権以外の権利が記載されています。主に抵当権・賃借権・借地権・地上権になります。
(ア)=◯ 記載どおりです。
(イ)=◯ 記載どおりです。抹消事項であることが確認できます。
(ウ)=◯ 記載どおりです。債権額が確認できます。
(エ)=✖️ 交付の請求は誰でも可能です。
正解は、4です。
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