FP2級の過去問
2021年9月
実技 問76

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問題

FP技能検定2級 2021年9月 実技 問76 (訂正依頼・報告はこちら)

岡さん(58歳)は、自身を記名被保険者として契約している自動車保険の契約更新案内(下記<資料>参照)のプランおよび補償内容について、FPの大地さんにアドバイスを求めた。大地さんが述べた次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を記した組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、<資料>に記載のない特約については考慮しないものとする。

(ア)「更新プランAでは、岡さんが被保険自動車を運転中に単独事故を起こしたことによる被保険自動車の損害は補償の対象となります。」
(イ)「岡さんが被保険自動車を運転中の事故でケガを負った場合、岡さんの過失割合にかかわらず、治療費用が補償の対象となるのは更新プランBと更新プランCです。」
(ウ)「運転免許証を取得した岡さんの長女(同居で19歳)が被保険自動車を運転して対物事故を起こした場合、更新プランA、更新プランB、更新プランCのいずれであっても補償の対象になります。」
(エ)「更新プランCでは、岡さんが自転車で買い物へ行く途中に、他人と接触し、ケガをさせてしまい法律上の損害賠償責任を負担した場合についても補償の対象となります。」
問題文の画像
  • (ア)×  (イ)○  (ウ)×  (エ)○
  • (ア)×  (イ)○  (ウ)×  (エ)×
  • (ア)○  (イ)×  (ウ)×  (エ)○
  • (ア)×  (イ)○  (ウ)○  (エ)×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

(ア)…✕

    更新プランAでは車両保険エコノミー型です。

    単独事故は補償の対象外です。

(イ)…〇

    人身傷害保険で補償されます。

    更新プランBとCのみ付帯されています。

    示談を待たず、自己過失部分を含め補償されます。

(ウ)…✕

    同居の親族(この場合は長女)には

    運転者年齢条件が適用されます。 

    Aは本人・夫婦限定、Bは年齢条件があるため、

    Cでのみ長女は補償対象になります。

    長女が別居で未婚であれば年齢条件が

    適用されないことも押さえておきましょう。

(エ)…〇

    個人賠償責任特約の対象です。

    この特約が付帯されているのは更新プランCのみです。

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02

正解は 1 です。

(ア)✕

車両保険のエコノミー型(車対車+A)は、自損事故に対する補償がありません。

(イ)〇

人身傷害保険が適用されるのは、プランBとプランCです。

(ウ)✕

プランAとプランBは、年齢条件が35歳以上のため、長女は適用外です。

また、プランAは「本人・夫婦限定」のため、年齢を満たしていても適用外となります。

(エ)〇

プランCは個人賠償責任特約が付帯されているので、対象となります。

※個人賠償責任特約とは、日常生活において他人に怪我を負わせたり、物的な賠償責任を負ってしまった際に補償される特約です。

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03

正解は1です。

(ア):✖

エコノミー型(更新プランA,B)と一般型(更新プランC)の違いは、一般型の方が保険範囲が広く月額の保険料は高くなっています。

保証内容の違いとして、「単独事故」「当て逃げ(相手不明)」などがエコノミー型では保証されません。

(イ):◯

(イ)の場合に適用になるのは、搭乗者傷害保険と人身障害保険になります。

人身傷害保険は、搭乗中や歩行中の自動車事故が対象となります。

一方、搭乗者傷害保険は、搭乗している全員が対象になります。

また、更新プランCのように双方が適用になる場合は双方から保険金が支払われます。

酒気帯び運転等では支払われないケースがあります。

(ウ):✖️

運転者年齢条件と運転者限定の有無より、更新プランAとBの条件では、長女は対象外です。

(エ):◯

個人賠償責任特約は、自動車運転中などを問わず保証の対象になります。

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