FP2級の過去問
2021年9月
実技 問101
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問題
FP技能検定2級 2021年9月 実技 問101 (訂正依頼・報告はこちら)
<設例>
啓介さんは、現在加入している生命保険で十分な保障を得られるのか心配している。そこで、自分が交通事故等の不慮の事故で死亡したときに支払われる死亡保険金で負債を全額返済した場合、金融資産(預貯金等および株式・投資信託)がいくら残るのか、FPの横川さんに試算してもらうことにした。この試算に関する横川さんの次の説明の空欄( ア )に入る金額として、正しいものはどれか。
「現時点(2021年9月1日)で啓介さんが交通事故等の不慮の事故で死亡した場合、啓介さんの死亡により支払われる死亡保険金と小田家(啓介さんと翔子さん)が保有する預貯金等および株式・投資信託の合計額から、返済すべき負債の全額を差し引いた金額は( ア )になります。」
啓介さんは、現在加入している生命保険で十分な保障を得られるのか心配している。そこで、自分が交通事故等の不慮の事故で死亡したときに支払われる死亡保険金で負債を全額返済した場合、金融資産(預貯金等および株式・投資信託)がいくら残るのか、FPの横川さんに試算してもらうことにした。この試算に関する横川さんの次の説明の空欄( ア )に入る金額として、正しいものはどれか。
「現時点(2021年9月1日)で啓介さんが交通事故等の不慮の事故で死亡した場合、啓介さんの死亡により支払われる死亡保険金と小田家(啓介さんと翔子さん)が保有する預貯金等および株式・投資信託の合計額から、返済すべき負債の全額を差し引いた金額は( ア )になります。」
- 8,880万円
- 8,980万円
- 9,180万円
- 9,280万円
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
啓介さんの死亡保険金の金額を求めます。(資料3)
・定期保険A…1,000万円
・定期保険特約付終身保険B…2,200万円
・終身保険C…600万円(300万円の災害割増特約が付いているため)
・扁額終身保険D…600万円
1,000+2,200+600+600=4,400万円 ←死亡保険金の合計金額
金融資産の金額を求めます。(資料1)
4,270+600+230=5,100万円 ←金融資産の合計金額
負債の金額を求めます。(資料2)
住宅ローンの300万円は団体信用生命保険に加入しているので、保険金と相殺されます。
自動車ローン…220万円 ←負債の合計金額
死亡保険金と金融資産を合計し、そこから負債を引きます。
4,400+5,100-220=9,280万円
よって、「4.9,280万円」が正解となります。
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02
正解は4です。
資料3から死亡保険金を算出します。
〔定期保険A〕 1000万円
〔定期保険特約付き終身保険B〕
200(終身保険部分)+ 2,000(定期保険部分)= 2,200万円
〔終身保険C〕
300(主契約)+ 300(※不慮の事故のため、災害割増特約)= 600万円
〔変額終身保険D〕
600万円(注4より、一時払い保険料より解約返戻金の方が多いため)
よって、死亡保険金は4,400万円です。
預貯金等および株式・投資信託の合計額は
資料1より5,100万円ですから、保険金との合計は9,500万円です。
一方、負債は資料2から住宅ローンと自動車ローンがありますが、
住宅ローンは団体信用生命保険付きなので
啓介さんの死亡により残債が無くなります。
よって自動車ローンのみが負債となります。
計算式は下記のとおりです。
9,500万円 − 220万円 = 9,280万円
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03
正解は 4 です。
まずは、啓介さんが死亡したときに支払われる保険金を算出します。
資料3より
定期保険A:1,000万円
定期保険特約付終身保険B:2,000万円 + 200万円 = 2,200万円
終身保険C:300万円 + 300万円 = 600万円
※終身保険Cには300万円の災害割増特約が付帯されています。
変額終身保険D:600万円
※変額終身保険Dは、最低保証金額よりも解約返戻金が多い際には解約返戻金分を受け取ることができます。
啓介さんの死亡時に受け取ることができる金額は上記を合計した 4,400万円 です。
次に、残る負債を考えます。
住宅ローンには団体信用生命保険が付帯しているので、啓介さんの死亡と同時に支払う必要がなくなります。
したがって、残る負債は自動車ローンの220万円のみです。
受け取った保険金で負債を返済すると、4,400万円 − 220万円 = 4,180万円 残ります。
これを元から保有している金融資産と足し合わせます。
4,270万円 + 230万円 + 600万円 + 4,180万円 = 9,280万円
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