FP2級の過去問
2021年9月
実技 問102

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2021年9月 実技 問102 (訂正依頼・報告はこちら)

<設例>

啓介さんが取引をしているYZ証券会社から送付される2021年分の特定口座年間取引報告書が下記<資料>のとおりである場合、<資料>中の空欄( ア )に入る金額として正しいものはどれか。なお、復興特別所得税については考慮しないこと。
問題文の画像
  • 65,000円
  • 70,000円
  • 75,000円
  • 80,000円

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解はです。

上の表より、啓介さんの譲渡所得等の金額は▲500,000。

つまり500,000円の譲渡損失があるというのがわかり、この数字が下の表の⑯に入ります。

⑰は「⑨+⑮-⑯」で求めますが、⑮に当てはまる数字はありません。

つまり600,000-500,000=100,000円

⑱の納付税額は、上の100,000円に所得税率15%をかけて求めます。

100,000×0.15=15,000円

⑨から、すでに源泉徴収された所得税額が90,000円だというのがわかります。

(ア)に入る還付税額は

90,000-15,000=75,000円

よって「3.75,000円」が正解です。

参考になった数3

02

正解は3です。

税制において区分されている10種類のうち、

譲渡所得および損益通算に関する問題です。

株式等の譲渡は、土地・建物等の譲渡と異なり

短期・長期の所得区分はありません。

一律で15%の所得税が課税されます。

資料から啓介さんの2021年の譲渡所得は▲50万、

つまり譲渡損失50万です。

この数字が⑯に入ります。

⑰は配当等所得と、株式等の譲渡損失の損益通算を表しています。

数式通りに計算すると 10万 になります。

⑱には、この 10万 × 所得税率15% = 15,000円 が入ります。

⑲は、既に納付済の 90,000円 − 15,000円 = 75,000円 となります。

参考になった数3

03

正解は 3 です。

資料③より、2021年の啓介さんの年間譲渡所得は

500,000円の損失と分かります。

この損失が表の⑯に当てはまります。

⑰ = ⑨ + ⑮ − ⑯

 = 600,000 + 0 − 500,000

 = 100,000

株式の譲渡益や分配金にかかる所得税は15%のため、

100,000円 ✕ 15% = 15,000円 が⑱の納付税額に当てはまります。

⑨の列より、すでに所得税として90,000円の源泉徴収が行われているので、

差額である 75,000円 が還付されると分かります。

参考になった数1