FP2級の過去問
2022年1月
学科 問7
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
FP技能検定2級 2022年1月 学科 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
住宅購入に伴って住宅ローンの利用を検討しているAさんに関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。なお、フラット35(買取型)を利用するに当たって、記載されたもの以外の要件はすべて満たしているものとする。
給与所得者であるAさん(40歳)は将来、相応の金利上昇を見込んで固定金利型の住宅ローンを利用し、返済方法については、毎月の返済額が一定で返済計画を立てやすい( ア )を選ぶつもりである。Aさんは、専有面積50m2の2DKタイプの居住用マンションの購入を考えており、この場合、住宅金融支援機構と金融機関が提携した住宅ローンであるフラット35(買取型)を利用することは( イ )。
給与所得者であるAさん(40歳)は将来、相応の金利上昇を見込んで固定金利型の住宅ローンを利用し、返済方法については、毎月の返済額が一定で返済計画を立てやすい( ア )を選ぶつもりである。Aさんは、専有面積50m2の2DKタイプの居住用マンションの購入を考えており、この場合、住宅金融支援機構と金融機関が提携した住宅ローンであるフラット35(買取型)を利用することは( イ )。
- ア:元利均等返済 イ:できない
- ア:元金均等返済 イ:できない
- ア:元利均等返済 イ:できる
- ア:元金均等返済 イ:できる
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
住宅ローンの返済方法
元利均等返済
・返済しやすいように毎回の返済額が一定
・最初は利息部分が多く、返済期間の経過とともに元金部分が多くなっていくのが特徴
元金均等返済
・元金を返済期間で割って一定の金額にし、ローン残高に応じた利息を加える
・最初のうちはローン残高が多いので利息も高くなり、返済額が多くなる
問題文に、「Aさんは、毎月の返済額が一定で返済計画を立てやすい(ア)を選ぶつもり」とあるので、(ア)の部分に入るのは(元利均等返済)になります。
フラット35
フラット35とは、最長35年の固定金利が組める民間の住宅ローンのことです。
フラット35には
・一戸建てなら70平方メートル以上、マンションなら30平方メートル以上
という融資条件があります。
問題文に、「Aさんは、専有面積50平方メートルの2DKタイプの居住用マンションの購入を考えており」とあるので、フラット35を利用することは可能です。
つまり(イ)の部分に入るのは(できる)になります。
よって、
選択肢3.ア:元利均等返済 イ:できる
が正解です。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
02
【正解3】
まず、住宅ローンの返済方法には、元利均等返済(毎回の返済額が一定)と、元金均等返済(毎回元金部分を均等に返済)があります。
元利均等返済は、金利を含めた毎月の返済額は一定ですが、元金均等返済では、元金部分の支払いが常に均等で、そこに金利が上乗せされるため、当初の支払額が大きくなることが特徴です。
また、フラット35(買取型)の面積要件は、マンションの場合、専有面積30㎡以上なので、Aさんが購入を考えているマンションは、フラット35(買取型)の利用が可能です。
以上より、(ア)元利均等返済、(イ)できる
参考になった数4
この解説の修正を提案する
03
住宅ローンに関する問題は基本的に返済方法を問われることが多いです。
「元利均等返済」と「元金均等返済」の区別はしっかり覚えておきましょう。
(ア)
〇元利均等返済→毎月の返済額が一定。返済当初は利息部分の返済が多く、返済期間が経つほど、利息部分の返済は減少し元金の返済額が増加する。 …(ア)
〇元金均等返済→返済当初の返済額が多く、返済期間が経つほど返済額が減少する。元金部分が一定のため、返済当初は多くの利息を支払う必要がある。しかし時間が経つと利息部分の返済は減っていくため、毎月の全体の返済額が減少する。
元利均等返済と元金均等返済では、利息を含めた総返済額は元金均等返済の方が少なくなります。
(イ)
フラット35は住宅金融支援機構と金融機関が提携した民間の住宅ローンです。
そのため借り換えも可能です。
借入の対象となる住宅の条件は以下の通りです。
戸建て→床面積70㎡以上
マンション→床面積30㎡以上 …(イ)
フラット35の融資の限度額は8000万円(購入価格の100%)となり、固定金利です。
繰り上げ返済も可能で、窓口で行う場合は100万円以上、インターネットの場合は10万円以上からが条件となります。
繰り上げ返済の方法も必ず覚えましょう。
返済期間短縮型→毎月の返済額は変えずに、返済期間を短縮する返済方法
返済額軽減型→返済期間は変えずに、返済額を軽減する方法
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問6)へ
2022年1月問題一覧
次の問題(問8)へ