FP2級の過去問
2022年1月
学科 問28
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 学科 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
下表のファンドAおよびファンドBのパフォーマンス評価指標に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句または数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
【 ファンドA 】
収益率:10.0%
標準偏差:3.0%
無リスク資産の収益率:1.0%
【 ファンドB 】
収益率:9.0%
標準偏差:2.0%
無リスク資産の収益率:1.0%
シャープレシオは、ポートフォリオの投資効率を測ることができる指標である。ファンドAのシャープレシオは( ア )で、ファンドAとファンドBを比べると、( イ )の方が、投資効率が高いといえる。
【 ファンドA 】
収益率:10.0%
標準偏差:3.0%
無リスク資産の収益率:1.0%
【 ファンドB 】
収益率:9.0%
標準偏差:2.0%
無リスク資産の収益率:1.0%
シャープレシオは、ポートフォリオの投資効率を測ることができる指標である。ファンドAのシャープレシオは( ア )で、ファンドAとファンドBを比べると、( イ )の方が、投資効率が高いといえる。
- ア:3.0 イ:ファンドA
- ア:3.0 イ:ファンドB
- ア:3.3 イ:ファンドA
- ア:3.3 イ:ファンドB
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
シャープレシオは、投資効率を測るための指標です。
数字が大きいほど、効率よく収益を上げていることを意味します。
計算式は、
(収益率-無リスク資産の収益率)÷標準偏差
となるので、ファンドAとファンドBの数値をそれぞれ当てはめてみます。
ファンドA
(10.0-1.0)÷3.0=3.0
ファンドB
(9.0-1.0)÷2.0=4.0
数字の大きいファンドBの方がより投資効率が高いといえます。
(ア)には「3.0」、(イ)には「ファンドB」が入るので、
選択肢2が正解となります。
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02
【正解2】
シャープ・レシオとは、標準偏差によるリスク1単位あたりの超過収益率で、以下の計算式によって算出できます。
シャープ・レシオ=(収益率ー無リスク資産の収益率)÷標準偏差
よって、ファンドA、ファンドBそれぞれのシャープ・レシオは、
ファンドA=(10.0%ー1.0%)÷3.0%=3.0
ファンドB=(9.0%ー1.0%)÷2.0%=4.0
シャープ・レシオは数値が高いほどパフォーマンスが優れています(効率的な運用がなされている)ので、ファンドAのシャープ・レシオ<ファンドBのシャープ・レシオより、ファンドBの方が、投資効率が高いと言えます。
以上より、(ア)3.0、(イ)ファンドB
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03
シャープレシオの計算問題は必須です。
学科・実技どちらでも出題される可能性があるため、しっかり計算までできるようにしましょう。
覚えてしまえば難しい計算式ではないので、得点源になりえます。
シャープレシオとは、投資家がより効率よく期待リターンを得るために、どれだけのリスクを取るべきなのかを測るものです。
リスクを取らずに収益率が高ければ、他の投資家よりも効率が良いことになります。
シャープレシオの計算式
収益率ー無リスク資産
= 標準偏差
数値が大きいほど、効率が良く、パフォーマンスも良かったことになります。
この計算式を使って、【ファンドA】と【ファンドB】のシャープレシオを計算していきます。
【ファンドA】
10.0ー1.0
3.0
=9
3
=3…(ア)
【ファンドB】
9.0ー1.0
2.0
=8
2
=4
上記を比べると【ファンドB】の方が数値が大きいので、投資効率が高いということになります。…(イ)
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