FP2級の過去問
2022年1月
実技 問65
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問65 (訂正依頼・報告はこちら)
落合さんはMA投資信託を新規募集時に購入し、保有している。下記<資料>に基づき、落合さんが保有するMA投資信託に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
<資料>
【 MA投資信託の商品概要(新規募集時)】
投資信託の分類:追加型投資信託/海外/株式
(Aコース/為替ヘッジあり Bコース/為替ヘッジなし)
購入時手数料:購入金額に対し、一律3.85%(税込み)
運用管理費用(信託報酬):純資産総額に対し年1.76%(税込み)
その他の費用・手数料:なし
【落合さんが保有するMA投資信託の2022年1月4日現在の状況】
基準価額:8,632円
・落合さんは、為替変動のリスクを可能な限り回避したかったので、( ア )の投資信託を購入した。
・<資料>の基準価額は、( イ )が控除されている。
<資料>
【 MA投資信託の商品概要(新規募集時)】
投資信託の分類:追加型投資信託/海外/株式
(Aコース/為替ヘッジあり Bコース/為替ヘッジなし)
購入時手数料:購入金額に対し、一律3.85%(税込み)
運用管理費用(信託報酬):純資産総額に対し年1.76%(税込み)
その他の費用・手数料:なし
【落合さんが保有するMA投資信託の2022年1月4日現在の状況】
基準価額:8,632円
・落合さんは、為替変動のリスクを可能な限り回避したかったので、( ア )の投資信託を購入した。
・<資料>の基準価額は、( イ )が控除されている。
- ア:Aコース イ:購入時手数料および運用管理費用(信託報酬)
- ア:Aコース イ:運用管理費用(信託報酬)
- ア:Bコース イ:購入時手数料および運用管理費用(信託報酬)
- ア:Bコース イ:運用管理費用(信託報酬)
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
(ア)
為替ヘッジとは、為替の変動による影響を避けることです。
「為替ヘッジあり」は、円高による損失を抑えることができるので、為替変動のリスクを可能な限り回避したい場合は「Aコース/為替ヘッジあり」を選択します。
(イ)
投資信託の基準価額は、投資信託が保有する純資産総額を口数で割って算出します。
純資産総額とは、投資信託の信託財産の時価に受取利子、配当金などを加算し、運用コストを差し引いた正味財産のことを指します。
購入時手数料は、投資信託の購入時に販売会社に支払う費用なので、基準価額には影響はありません。
つまり<資料>の基準価額は、「運用管理費用」が控除されていることになります。
答えは、「 2 .ア:Aコース イ:運用管理費用(信託報酬)」となります。
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02
【金融資産運用:投資信託】
についての問題です。
▶「落合さんは、為替変動のリスクを可能な限り回避したかったので、( ア )Aコース/為替ヘッジありの投資信託を購入した。」
が正です。
為替ヘッジ付のファンドは為替先物予約取引などを使い、円換算したときの金額をあらかじめき決め、為替変動で基準価格が変動しないように設計されています。
円換算での利回りは低くなりますが、為替リスクの回避はできます。
▶<資料>の基準価額は、( イ )運用管理費用(信託報酬)が控除されている。
が正です。
運用管理費用は日々差し引かれます。
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03
正解は2です。
為替ヘッジのあり・なしのメリット・デメリットを押さえておきましょう。
為替による損失を避けたい時は、為替ヘッジを行います。(が、コストがかかることもあります)
逆に、為替ヘッジをしない=為替変動の影響を受けるということですが、円安の時にはプラスに働きます。(当然、コストはかからない)
問題では
為替変動のリスクを可能な限り回避するには・・ということなので、Aコース(為替ヘッジあり)となります。
また、購入時手数料は、販売会社の方に支払うものなので、基準価額には影響を与えません。
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