FP2級の過去問
2022年1月
実技 問66
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
宮野さんは、投資信託への投資を検討するに当たり、FPの阿久津さんから候補である3ファンドの過去3年間の運用パフォーマンスについて説明を受けた。FPの阿久津さんが下記<資料>に基づいて説明した内容の空欄(ア)、(イ)にあてはまる数値または語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
<FPの阿久津さんの説明>
・「ポートフォリオの運用パフォーマンスの評価の一つとして、シャープレシオがあります。」
・「ファンドAのシャープレシオは( ア )となります。」
・「最も収益率が高いのはファンドCですが、投資効率をシャープレシオの観点から考えると、最も効率的なのは( イ )といえます。」
<FPの阿久津さんの説明>
・「ポートフォリオの運用パフォーマンスの評価の一つとして、シャープレシオがあります。」
・「ファンドAのシャープレシオは( ア )となります。」
・「最も収益率が高いのはファンドCですが、投資効率をシャープレシオの観点から考えると、最も効率的なのは( イ )といえます。」
- ア:0.6 イ:ファンドB
- ア:0.65 イ:ファンドB
- ア:0.6 イ:ファンドC
- ア:0.65 イ:ファンドC
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この過去問の解説 (3件)
01
【金融資産運用:ポートフォリオ運用】
についての問題です。
シャープレシオ=(収益率-無リスク金利)÷標準偏差で算出されます。
シャープレシオとは異なるポートフォリオのパフォーマンスを比較評価されるのに用いられる指標です。
この値が大きいほど効率が良い運用(ローリスクハイリターン)であったと判断されます。
▶ファンドA
(6.50%-0.5%)÷10.00%=0.6
▶ファンドB
(8.00%-0.5%)÷7.50%=1
▶ファンドC
(9.5%-0.5%)÷18.00%=0.5
よって、
ファンドAのシャープレシオは0.6
最も効率的なのはファンドB
となります。
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02
正解は1です。
シャープレシオとは、運用効率を計る指標のことで、数値が大きいほど運用の効率性が高く、金融商品として優れているといわれています。
シャープレシオ=(ポートフォリオの収益率-無リスク金利)÷標準偏差
それぞれのファンドを上記の公式に当てはめます。
ファンドA(6.50%ー0.5%)÷10.00%=0.6
ファンドB(8.00%ー0.5%)÷7.50%=1.0
ファンドC(9.50%ー0.5%)÷18.00%=0.5
ファンドAのシャープレシオは「0.6」
もっとも効率的なのは「ファンドB」
よって、答えは「1 .ア:0.6 イ:ファンドB」となります。
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03
正解は1です。
シャープレシオが高い=リスクを取った時に得られる超過リターンが高い ということです。
投資対象が複数ある場合に、同じリスクを取るなら、どれが効率よく収益を得られるかを考えることができます。
シャープレシオ=(ポートフォリオの収益率ー無リスク金利)÷標準偏差
これに当てはめると A:(6.5%ー0.5%)÷10%=0.6となります。
同じようにBとCを求めると
B:(8.0%ー0.5%)÷7.5%=1.0
C:(9.5%ー0.5%)÷18%=0.5
よって、収益率が最も高いのはCですが、最も効率的効率的なのはBだということが分かります。
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