FP2級の過去問
2022年1月
実技 問72

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問題

FP技能検定2級 2022年1月 実技 問72 (訂正依頼・報告はこちら)

最上さん(66歳)の2021年分の収入は、下記<資料>のとおりである。最上さんの2021年分の所得税における雑所得の金額として、正しいものはどれか。
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  • 269,370円
  • 300,000円
  • 1,009,370円
  • 1,740,000円

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この過去問の解説 (3件)

01

正解はです。

まず、遺族厚生年金は非課税なので、ここでは除外します。

老齢基礎年金は、公的年金等に係る雑所得です。

「公的年金等収入金額-公的年金等控除額」で求めることができます。

<公的年金等控除額の速算表>より

72万円ー110万円=ー38万円

マイナスになってしまうため、実質は0円です。

個人年金は、公的年金以外の雑所得です。

「収入金額-必要経費」で求めることができます。

<公的年金および個人年金の明細>より

個人年金:100万円

必要経費となる個人年金保険料:70万円

100万円ー70万円=30万円

よって、正解は「2. 300,000円」となります。

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02

【タックスプランニング:各種所得の内容】

 雑所得

についての問題です。

老齢厚生年金は公的年金等の雑所得です。

収入金額-控除額が雑所得の金額なので、

72万円-110万円で実質0円となります。

遺族厚生年金は非課税です。

個人年金は公的年金以外の雑所得です。 

総収入金額-必要経費が雑所得の金額なので、

100万円-70万円=30万円となります。

よって、

0円+30万円=30万円

となります。

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03

正解はです。

・老齢基礎年金=公的年金等にかかる雑所得

・遺族厚生年金=非課税(このほかにも障害年金、失業給付金も非課税となるので併せて覚えておきましょう)

・個人年金=公的年金以外の雑所得

よって、公的年金等にかかる雑所得は老齢基礎年金の72万円ですが、

<速算表>より公的年金等控除額は110万円となっており、収入金額が控除額を下回っているため、公的年金等雑所得の額は0になります。

公的年金以外の雑所得の額は、

100万円ー70万円(必要経費となる個人年金保険料)=30万円

です。

以上から、雑所得の金額は30万円となり、答えは2です。

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