FP2級の過去問
2022年1月
実技 問97
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問97 (訂正依頼・報告はこちら)
博之さんは、保有している投資信託(KVファンド)の収益分配金を受け取った(下記<資料>参照)。この収益分配金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。なお、税率は20%(所得税15%、住民税5%)とし、復興特別所得税については考慮しないこととする。
<資料> KVファンドの基準価額・個別元本等の明細(1万口当たり)
分配落ち前の博之さんの個別元本:10,000円
分配落ち前のファンドの基準価額:11,000円
分配金の額:1,500円
分配落ち後のファンドの基準価額:9,500円
<資料> KVファンドの基準価額・個別元本等の明細(1万口当たり)
分配落ち前の博之さんの個別元本:10,000円
分配落ち前のファンドの基準価額:11,000円
分配金の額:1,500円
分配落ち後のファンドの基準価額:9,500円
- 収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は、1万口当たり200円であり、分配落ち後の博之さんの個別元本は1万口当たり9,500円である。
- 収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は、1万口当たり300円であり、分配落ち後の博之さんの個別元本は1万口当たり9,500円である。
- 収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は、1万口当たり200円であり、分配落ち後の博之さんの個別元本は1万口当たり10,000円である。
- 収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は、1万口当たり300円であり、分配落ち後の博之さんの個別元本は1万口当たり10,000円である。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は1です。
[収益分配金]
・普通分配金…投資信託の収益のこと。課税対象となります。
・特別分配金…元本払戻金のこと。非課税です。
分配落ち前の個別元本:10,000円
分配落ち前のファンドの基準価額:11,000円
11,000円-10,000円=1,000円
差額の1,000円は普通分配金になります。
1,000円×20%=200円
収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は、1万口当たり200円となります。
分配落ち後のファンドの基準価額:9,500円
個別元本との差額500円は、特別分配金となります。
分配落ち後の個別元本=分配落ち前の個別元本-特別分配金
10,000円-500円=9,500円
分配落ち後の個別元本は1万口当たり9,500円となります。
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02
正解は1です。
・分配落ち=決算日
・決算日後の基準価格が個別元本より上回るか同額の場合の分配金は「普通分配金」
・決算日後の基準価格が個別元本より下回っている場合の分配金は「元本払戻金」
個別元本が10,000円、分配落ち前のファンドの基準価格が11,000円だということから、分配金1,500円のうち、1000円が普通分配金に当たります。
そして税率は20%なので、収益分配金から源泉徴収される所得税及び住民税の合計額は1万口当たり、
1000円×20%=200円
となります。
次に、個別元本は10,000円、分配落ち後のファンドの基準価格が9,500円だということから、元本払戻金は500円です。
分配落ち後の個別元本
=分配落ち前の個別元本ー元本払戻金
=1,0000円ー500円
=9500円
となります。
普通分配金は課税対象、元本払戻金は、非課税であることを覚えておきましょう。
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03
【金融資産運用:投資信託】
についての問題です。
▶普通分配金は1,000円です。
普通分配金=分配落前の基準価格-分配落前の個別元本-分配落ち後の基準地価格
11,000円-10,000円=1,000円
▶収益分配金から源泉徴収される所得税および住民税の合計額は200円です。
収益分配金のうち、普通分配金のみが課税対象となります。
1,000円×20%=200円
▶元本払戻金は500円です。
元本払戻金=収益分配金-普通分配金
1,500円-1,000円=500円
収益分配金のうち、元本払戻金は非課税です。
▶分配落後の個別元本は9,500円です。
分配落後の個別元本=分配前の個別元本-元本払戻金
10,000-500円=9,500円
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