FP2級の過去問
2022年1月
実技 問98
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問題
FP技能検定2級 2022年1月 実技 問98 (訂正依頼・報告はこちら)
晴美さんの叔母である真理さんは、2021年分の所得等(下記<資料>参照)に関して確定申告すべきかどうかについて、FPの細井さんに質問をした。細井さんの説明のうち、最も適切なものはどれか。
<資料> 真理さんの2021年における所得等の明細
① 給与所得:200万円(給与所得控除後の金額)
② 変額保険(有期型)の満期保険金:430万円
③ 外貨預金の為替差損:20万円
注1:変額保険の保険契約者(保険料負担者)および満期保険金の受取人は真理さんであり、払込保険料の総額は300万円である。
注2:満期保険金による所得は、総合課税となる一時所得に該当する。
<資料> 真理さんの2021年における所得等の明細
① 給与所得:200万円(給与所得控除後の金額)
② 変額保険(有期型)の満期保険金:430万円
③ 外貨預金の為替差損:20万円
注1:変額保険の保険契約者(保険料負担者)および満期保険金の受取人は真理さんであり、払込保険料の総額は300万円である。
注2:満期保険金による所得は、総合課税となる一時所得に該当する。
- 確定申告をする必要はありません。
- 確定申告をする必要があります。確定申告すべき所得の合計額は230万円です。
- 確定申告をする必要があります。確定申告すべき所得の合計額は240万円です。
- 確定申告をする必要があります。確定申告すべき所得の合計額は260万円です。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
<資料>より
・給与所得…200万円
・変額保険(有期型)の満期保険金 … 430万円
一時所得=満期保険金-払込保険料-特別控除額
430万円-300万円-50万円=80万円
一時所得の1/2を総所得金額に算入します。
80万円×1/2=40万円
・外貨預金の為替差損:20万円
為替差損は、確定申告する必要はありません。
所得金額(給与所得、退職所得以外)の合計が20万円を超えているので、確定申告をする必要があります。
つまり
200万円+40万円=240万円
が確定申告する必要のある金額です。
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02
【タックスプランニング:所得税の申告と納付】
についての問題です。
① 給与所得は全額が総所得金額となります。
② 一時所得として40万円が総所得金額となります。
一時所得=収入金額-支出金額-特別控除50万円
430万円-300万円-50万円=80万円
一時所得の総所得金額への算入金額=一時所得×1/2
80万円×1/2=40万円
③ 確定申告の必要はありません。
為替差損は他の雑所得と損益通算ができますが、その場合は確定申告が必要です。
また、為替差益は原則、雑所得として確定申告が必要です。
▶確定申告すべき所得の合計額は240万円です。
200万円+40万円=240万円
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03
正解は3です。
給与所得以外に20万を超える所得がある人は、確定申告をしなければなりません。
問題より、満期保険金が一時所得に該当するので、一時所得の計算式に当てはめてみると、
(満期保険金の額ー払込保険料ー特別控除額)
=(430万ー300万ー50万)
=80万
給与の200万と合わせる際に注意が必要なのが、一時所得の1/2を総所得金額に合計するという点です。
よって、
200万+80万×1/2=240万
が確定申告をする額になります。
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