FP2級 過去問
2022年5月
学科 問17

交通事故傷害保険は、車や電車などの乗り物での事故、歩行中の交通事故などで死傷したときのための保険です。

エレベーターやエスカレーターなどは乗り物（交通乗用具）の中に含まれます。

普通傷害保険は、国内外を問わず日常生活で負ったケガを幅広くカバーでき、ケガが原因で罹患した破傷風も補償の対象となります。

しかし、病気や細菌性食中毒、噴火や地震などを原因とするケガは対象外です。

海外旅行（傷害）保険は、家を出発してから帰宅するまでの間のさまざまなリスクや損害を補償する保険です。

ウイルス性食中毒も補償の対象となります。

所得補償保険は、病気やケガで長期間就業できなくなった場合の保険です。

国内外は問いません。

不適切

交通事故傷害保険とは、国内外問わず、乗り物に乗車中に起こった事故や、歩行中に自動車事故に巻き込まれて死傷した際に、補償の対象となります。

この乗り物とは幅広く、エレベーターやエスカレーターも乗り物とされているため、これらによる事故でのケガも対象となります。

適切

普通傷害保険とは、国内外問わず、日常で起こるケガが補償の対象となります。

家庭内・職場・通勤・旅行・スポーツなど、ケガに対して幅広く対象となり、もちろん自転車の転倒によるケガが原因の破傷風も補償の対象となります。

ちなみに傷害保険は「急激かつ偶然な外来の事故」に対して補償されるので、靴擦れなど急激でないケガの場合は補償されません。

あと、食中毒や地震・噴火・津波の場合も補償されません。

適切

海外旅行（傷害）保険は、旅行の際に負った傷害に対して補償される保険です。

家を出てから帰るまでが対象となるので、海外で負った傷害というわけではないので注意しましょう。

そして普通傷害保険と違い、食中毒や地震・噴火・津波に関しても補償の対象となります。

適切

所得補償保険とは、病気やケガで仕事に従事できない場合、その間の設定した所得を補償する保険です。

国内外、業務上・業務外関係なく、仕事ができない状況というのがキーワードです。

そして所得補償保険は、必ずしも入院が条件ではありません。

自宅療養も含めます。

紛らわしい物に「収入保障保険」というものがありますが、これは生命保険です。

被保険者が死亡または高度障害状態になった場合に、年金形式または一時金という形で保険金が支払われます。

所得補償保険は被保険者が生存していて、被保険者の所得を補償するための保険です。

混同しやすいので、注意しましょう。