FP2級の過去問 2022年5月 実技 問82
この過去問の解説 (3件)
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
路線価方式とは、路線価が定められている地域の評価方法です。
路線価とは、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことで、千円単位で表示しています。
求め方は路線価×奥行価格補正率×敷地面積なので、
資料の宅地の自用地評価額は、250,000円×1.00×400㎡=40,000,000円となります。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)で求められます。
借地権割合:60%、借家権割合:30%、賃貸割合:満室なので100%
上記を当てはめると、以下で求めることができます。
40,000,000円×(1-60%×30%×100%)
正解は4です。
路線価方式とは、あらかじめ設定されている路線価によって土地を評価することです。
※路線価:道路に面する土地の1m2当たりの評価額
<資料>の「250D」とは、この道路に面している土地の値段が「1m2当たり250千円」という意味です。
●路線価方式による自用地の評価額:「路線価×奥行価格補正×面積」
●貸家建建付地の評価額:「自用地の評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)」
・借地権割合…60%
・借家権割合…30%
・賃貸割合…100%(満室)
上記の数字を貸家建付地の評価額を求める式に当てはめます。
250,000円×1.00×400m2×(1-60%×30%×100%)
正解は4です。
自用地評価額の計算式は
地積×路線価×奥行価格補正率です。
貸家建付地の相続税評価額の計算式は
自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)です。
よって、
250,000円 × 1.00 × 400m2 ×(1 − 60% × 30% × 100%)
となります。
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