FP2級の過去問 2022年9月 学科 問10

適切

債券は発行方法によって「公募債」と「私募債」に分けられます。

公募債は広く一般に募集される社債（不特定多数の投資家を対象とする）、私募債は少数の投資家が直接引受できる社債です。

私募債の方が手続きが簡単なため、中小企業にも利用しやすい資本市場から直接資金を調達（直接金融）する方法です。

適切

信用保証協会保証付融資（マル保融資）とは、信用保証協会が保証人となることで中小企業が融資を受けやすくなる制度のことです。

保証のついた融資が返済が不可能になった場合、信用保証協会が代わりに返済をしてくれます。

利用のためには、業種とそれに応じた資本金の額と従業員の数などの要件を満たすことが必要です。

適切

ABL（動産・債権担保融資）とは、企業の流動資産を担保に資金を調達する方法です。

流動資産は売掛債権や在庫・機械設備等の動産あるいは知的財産等です。

不動産などを保有していなくても資金を調達できます。

不適切

インパクトローンは使用目的を制限されていない外貨建ての借入のことです。

反対に使用目的をあらかじめ指定することことで借入が可能なものをタイドローンと言います。

（適切）

私募債とは、資金調達のために企業が少数の投資家に直接販売する社債のことをいいます。

銀行借入による資金調達である「間接金融」とは異なり、債券購入者から直接資金調達する「直接金融」になります。

（適切）

信用保証協会保証付融資とは、信用力の乏しい中小企業者が銀行等から融資を受ける際に、信用保証協会が保証人となることで融資を受けやすくなるようサポートする制度です。

そのため、一定の規模（資本金・従業員数)以下の事業であることが条件となります。

（適切）

ABLとは、企業の流動資産（動産、在庫、売掛債権等）を担保として資金調達をする方法です。不動産や保証人を担保とする必要がないというメリットがあります。

（不適切）

インパクトローンとは、資金使途に制限のない外貨貸付のことをいいます。