FP2級の過去問
2022年9月
学科 問13

適切

養老保険は被保険者が高度障害保険金を受け取った場合は、保険契約そのものが消滅します。

死亡保険金・高度障害保険金は一度しか受け取ることができません。

適切

積立利率変動型終身保険（アカウント型保険）は主契約が積立部分、特約が保障部分に完全分離した保険です。

積立部分の利率が定期的に見直されるため、積立利率が高くなれば、契約時に定めた基本保険金額を上回る保険金額を受け取れることがあります。

終身保険は契約者貸付制度を使用することで解約返戻金の一部を保険料に充てたり資金の貸付を受けることが可能ですが、その場合は所定の利息が必要でした。

しかしこの積立利率変動型終身保険（アカウント型保険）は、そのような制約はありません。

適切

外貨建て個人年金保険は基本的に外貨で保険金を受け取ります。

円貨で受け取ることも可能ですが、その際に為替レートによっては差損が生じるため、年金受取総額が払込保険料を下回ることがあります。

不適切

円換算支払特約は為替リスクを回避するための特約ではありません。

外貨建て終身保険は基本的に外貨で保険料を支払って外貨で保険金を受け取ります。

しかし円換算支払特約を付加すると、円貨で保険料を支払って円貨で保険金を受け取ることができるようになります。

しかし、保険期間中は外貨で運用するため、円貨で保険金を受け取る際に、為替レートによっては為替差損が生じる場合もあります。

（適切）

養老保険は、保険期間中に死亡・高度障害となった場合に死亡保険金が支払われ、契約は消滅します。

（適切）

積立利率変動型終身保険は、保険料を積み立てる際の運用利率を市場金利から定期的に見直し、積立に対する保険金や解約返戻金が変化する終身保険です。

（適切）

外貨建て個人年金保険を受け取る際は、外貨ベースでは受取額が確定していますが、為替レート次第ではマイナスになる可能性もあります。

（不適切）

円換算支払特約は、運用は外貨建てで行うものの、保険料支払と保険金の受け取りは円通貨で行うことを約束する特約のため、為替によるリスクは存在します。

適切な選択肢。

養老保険は一定期間内に死亡した場合死亡保険金（高度障害になった場合は高度障害保険金）、満期まで生存していた場合、死亡保険金と同額の満期保険金が支払われるものです。

高度障害保険金が支払われると保険契約は終了し、満期保険金支払われません。

適切な選択肢。

積立利率変動型終身保険は、市場金利の変化によって積立利率が変動し受け取る保険金額も変動するものです。

保険金額には最低保証があります。

適切な選択肢。

外貨建て個人年金保険の受取額は外貨で確定するため、契約時より円高になっていると年金受取総額が払込保険料相当額を下回ってしまいます。

不適切な選択肢。

円換算支払特約は保険金を円貨で受け取るための特約ですので、為替リスクを回避することはできません。