FP2級の過去問
2022年9月
学科 問20
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問題
FP技能検定2級 2022年9月 学科 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
なお、契約者(=保険料負担者)は会社員の個人であるものとする。
なお、契約者(=保険料負担者)は会社員の個人であるものとする。
- 自動車の運転中に誤って単独事故を起こして車両が破損するリスクに備えて、自動車保険の一般条件の車両保険を契約した。
- 海岸近くに自宅を新築したので、地震による津波で自宅が損壊するリスクに備えて、火災保険に地震保険を付帯して契約した。
- 同居の子が原動機付自転車で通学中に、他人に接触してケガをさせて法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、火災保険加入時に個人賠償責任補償特約を付帯した。
- 所定の病気やケガにより会社の業務にまったく従事することができなくなるリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
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この過去問の解説 (3件)
01
損害保険はたくさんの種類があるので、どの保険がどんな場合に利用できるのかをしっかり把握しておきましょう。
特に自動車・原動機付自転車・自転車による違いは細かいため、混同しないようにしましょう。
適切
自動車の運転中での事故に関しては、自動車保険の車両保険が適切です。
単独事故も含めて、火災や盗難なども対象です。
適切
地震保険は火災保険に付帯することでしか契約できません。
地震保険は火災保険では補償されない、地震・噴火・津波によって生じた損害に対する保険です。
不適切
原動機付自転車による損害は、自動車保険を契約する必要があります。
原動機付自転車は自転車となっているので混乱しがちですが、自動車の仲間と覚えておきましょう。
個人賠償責任補償特約によって補償されるのは、自転車の場合です。
適切
所得補償保険は、ケガや病気で働けなくなった時に備える保険です。
就業不能保険と似ていますが、厳密には保険金受取対象期間や免責期間に違いがあり、最大の違いは運営する機関です。
所得補償保険は損害保険会社、就業不能保険は生命保険会社の取り扱いになります。
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02
それぞれの保険商品について、補償内容などを確認しておきましょう。
(適切)
自動車保険の車両保険とは、自分の車の修理費等を補償する保険です。
(適切)
火災保険のみでは、地震による津波は支払い対象ではないため、津波の被害に備えるためには、火災保険とセット地震保険に加入する必要があります。
(不適切)
原付バイクや自動二輪は自動車に含まれるため、個人賠償責任特約の補償の対象外となります。原付バイクでの他人へのケガに対する損害賠償には、自賠責保険でも一部補償されますが、任意のバイク保険などで備える必要があります。
(適切)
所得補償保険とは、ケガや病気によって働けなくなった場合の所得を補償する保険です。
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03
損害保険に関する問題です。
適切な選択肢。
一般条件の車両保険は単独事故も補償されます。
その他に、火災・盗難・落書き・当て逃げなども補償されます。
適切な選択肢。
地震保険は地震による津波も補償されます。
また地震保険は単独では加入することができず、火災保険に付帯して加入します。
不適切な選択肢。
個人賠償保険は自転車による事故は補償されますが、原動付自転車による事故は補償されません。
原動付自転車による事故の損害を補償するには、自動車保険が必要になります。
適切な選択肢。
所得補償保険は、国内外問わず働くことができなくなった場合に備える保険です。
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