FP2級の過去問
2022年9月
実技 問10
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問題
FP技能検定2級 2022年9月 実技 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
下記<資料>は、天野さんが購入を検討している投資用マンションの概要である。この物件の表面利回り(年利)と実質利回り(年利)の組み合わせとして、正しいものはどれか。
なお、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果については小数点以下第3位を四捨五入すること。
<資料>
購入費用総額:3,000万円(消費税と仲介手数料等取得費用を含めた金額)
想定される収入:賃料 月額130,000円
想定される支出:
管理費・修繕積立金 月額20,000円
管理業務委託費 月額 5,000円
火災保険料 年額15,000円
固定資産税等税金 年額50,000円
修繕費 年額30,000円
なお、<資料>に記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果については小数点以下第3位を四捨五入すること。
<資料>
購入費用総額:3,000万円(消費税と仲介手数料等取得費用を含めた金額)
想定される収入:賃料 月額130,000円
想定される支出:
管理費・修繕積立金 月額20,000円
管理業務委託費 月額 5,000円
火災保険料 年額15,000円
固定資産税等税金 年額50,000円
修繕費 年額30,000円
- 表面利回り(年利):5.20% 実質利回り(年利):3.88%
- 表面利回り(年利):5.20% 実質利回り(年利):0.40%
- 表面利回り(年利):4.20% 実質利回り(年利):3.88%
- 表面利回り(年利):4.20% 実質利回り(年利):0.40%
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この過去問の解説 (3件)
01
不動産に投資する場合、必ず必要になるのが投資利回りの算出です。
頻出ではありませんが、難しい計算ではないので、目を通しておくと得点源になりうる問題です。
難しい言葉が並びますが、問われていることはシンプルなので、覚えておくと良いかもしれません。
<表面利回り>
表面利回りとは、諸経費を考えずに算出された利回りのことです。
計算は簡単ですが、正確性に欠けます。
年間の予想収入額を購入費用で割り、100を掛けることで利回り(%)が算出できます。
計算式は以下の通りです。
年間収入合計×100
投資総額
よって資料から金額を当てはめると
月額13万円×12カ月
購入費用総額3000万円 ×100
= 1560000
30000000 ×100
=5.2(%)
<実質利回り>
実質利回りとは、NOI利回りとも呼ばれており、諸経費も計算に入れた上で算出された利回りのことです。
こちらの方が正確性が高くなります。
計算式は以下の通りです。
年間収入合計ー諸経費
投資総額 ×100
よって金額を当てはめていきますが、まずは諸経費を計算します。
資料の想定される支出欄を計算しますが、月額のものは12倍して年額に直す必要があります。
管理費・修繕積立金
月額20000×12=240000
管理業務委託費
月額5000×12=60000
火災保険料
15000
固定資産税等税金
50000
修繕費
30000
合計395000円
これらを計算式に当てはめると以下のようになります。
1560000ー395000
30000000 ×100
=3.8888…%
小数点第3位を四捨五入することとあるので
=3.88%
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02
想定収入;130,000円 × 12ヶ月 = 1,560,000円
表面利回り;1,560,000 ÷ 30,000,000 × 100 = 5.20%
想定支出;395,000円
実質利回り;(1,560,000円 - 395,000円) ÷ 3,000万円 × 100
=3.88%
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03
表面利回り = 年間収入金額 ÷ 物件価格 × 100
上記から、年間収入が
130,000円 × 12ヶ月 = 1,560,000円
物件価格が 3,000万円 ですので、
1,560,000 ÷ 30,000,000 × 100 = 5.20%
実質利回り =
(年間収入金額 - 年間諸経費) ÷(物件価格 + 購入時の諸経費) ×100
上記から、年間収入が
130,000円 × 12ヶ月 = 1,560,000円
年間諸経費が
管理費・修繕積立金 月額20,000円 × 12ヶ月 = 240,000円
管理業務委託費 月額 5,000円 × 12ヶ月 = 60,000円
火災保険料 年額15,000円
固定資産税等税金 年額50,000円
修繕費 年額30,000円
合計で 395,000円 となります。
物件購入価格総額は 3,000万円 となります。
(1,560,000円 - 395,000円) ÷ 3,000万円 × 100
=3.88%
となります。
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