第三分野の医療保険に関する問題は頻出です。
テキストでは保険やそれぞれの特約についての説明は掲載されていますが、実際にどのようにして解いていくのかは掲載されていないものが多いです。
過去問を解くしか慣れる方法がほぼないため、回数をこなすことが大切です。
得意不得意が分かれる分野ですが、基本的に実技では出題回数が多いため、必ず複数回解いて問題に慣れていきましょう。
(ア)
不適切 ✕
資料1の特定疾病保障保険Aの欄に「特定疾病保険金または死亡・高度障害保険金」とあります。
つまりこれらはどちらかの場合でしか受け取ることができないということです。
特定疾病保障保険とは、死亡・高度障害状態になった場合、もしくは特定疾病にかかった場合に保険金が支払われます。
特定疾病保険金が支払われた後、死亡・高度障害状態になったとしても、一度保険金が支払われると、再度保険金が支払われることはありません。
(イ)
適切 〇
リビングニーズ特約はもともと特約保険料はかかりません。
中途不可の場合でも同じく、特約保険料は必要ありません。
(ウ)
不適切 ✕
自動振替貸付とは、保険料が払えなくなったり支払われなかった場合に、解約返戻金の範囲内で、保険料を保険会社が貸し出し、自動的に振り替えて支払ってくれる制度のことです。
資料1によると今回の「介護保障定期保険B(無解約返戻金型)」とある通り、解約返戻金がない保険です。
そのため、解約返戻金の範囲内で貸し出してくれる制度は使用することができません。
(エ)
適切 〇
資料2の支払事由に「①公的介護保険制度に定める要介護2以上の状態」とあります。
設問に浩二さんは要介護3に該当するとあるため、介護保障定期保険Bの介護保険金を受け取ることができます。