FP2級の過去問
2023年5月
学科 問10

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問題

FP技能検定2級 2023年5月 学科 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

クレジットカード会社(貸金業者)が発行するクレジットカードの一般的な利用に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法である。
  • クレジットカード会員の信用情報は、クレジットカード会社が加盟する指定信用情報機関により管理されており、会員は自己の信用情報について所定の手続きにより開示請求をすることができる。
  • クレジットカードは、約款上、クレジットカード会社が所有権を有しており、クレジットカード券面上に印字された会員本人以外が使用することはできないとされている。
  • クレジットカードの付帯機能であるキャッシングを利用し、返済方法として翌月一括払いを選択した場合、利息はかからない。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは、クレジットカードの一般的な利用についてです。

選択肢1. クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法である。

適切

クレジットカードで商品を購入した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法です。

選択肢2. クレジットカード会員の信用情報は、クレジットカード会社が加盟する指定信用情報機関により管理されており、会員は自己の信用情報について所定の手続きにより開示請求をすることができる。

適切

クレジットカード会員の信用情報は、指定信用情報機関により管理されており、会員は自己の信用情報について所定の手続きにより開示請求をすることができます

選択肢3. クレジットカードは、約款上、クレジットカード会社が所有権を有しており、クレジットカード券面上に印字された会員本人以外が使用することはできないとされている。

適切

クレジットカードは、クレジットカード会社が所有権を有しており、クレジットカード面上に印字された会員本人以外が使用することはできないとされています。

選択肢4. クレジットカードの付帯機能であるキャッシングを利用し、返済方法として翌月一括払いを選択した場合、利息はかからない。

不適切

クレジットカードのキャッシングを利用した場合、返済方法として「翌月一括払い」と「リボ払い」を選択できます。

どちらも日割りで貸金業者が定める利息がかかります

まとめ

頻出される論点ではないかもしれませんが、私生活に関する知識ですので、勉強しておきましょう。

参考になった数1

02

クレジットカード使用に関するトラブルは最近増加傾向です。

ファイナンシャルプランナーの試験対策としてだけでなく、個人の生活防衛のためにも正しい知識を頭に入れておきましょう。

選択肢1. クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法である。

適切。

設問文の通り、分割払いとは利用代金の支払回数を自分で決め、通常毎月の分割で支払います。

店舗によっては分割の手数料・利子を無料にするサービスが有るところもありますが、計画的なカード利用を心がけましょう。

選択肢2. クレジットカード会員の信用情報は、クレジットカード会社が加盟する指定信用情報機関により管理されており、会員は自己の信用情報について所定の手続きにより開示請求をすることができる。

適切。

信用情報とはローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人情報です。

指定信用情報機関が管理していますが、会員(カードの持ち主)は自分の信用情報を開示請求できます。

選択肢3. クレジットカードは、約款上、クレジットカード会社が所有権を有しており、クレジットカード券面上に印字された会員本人以外が使用することはできないとされている。

適切。

クレジットカードは、使用者に「貸与」されているものです。

カードの所有権はクレジットカード会社が持ちます。

カードの貸し借りは不可ですが、家族カードなどの発行によって本人以外がカードを使用できる場合もあります。

選択肢4. クレジットカードの付帯機能であるキャッシングを利用し、返済方法として翌月一括払いを選択した場合、利息はかからない。

不適切。

ATMなどからお金を引き出す「キャッシング」には必ず金利がかかります。

翌月一括払いとしても、日割りの金利が付加されます。

参考になった数0

03

クレジットカードの一般的な利用についての問題は頻出ではありませんが、身近な事柄に対する問題が多いため、クレジットカード利用者であれば知っている可能性がある範囲です。

一度読んで分からなければ次の問題へ飛ばすなどの対策をして、取り掛かっても良いでしょう。

また、出題される範囲としては、分割払いやキャッシングが多いので、テキストのその範囲だけでも軽く読んでおきましょう。

選択肢1. クレジットカードで商品を購入(ショッピング)した場合の返済方法の1つである分割払いは、利用代金の支払回数を決め、その回数で利用代金を分割して支払う方法である。

適切

クレジットカードの分割払いとは、利用代金に対して何回でその支払いを完了するかを決め、その回数で分割して支払っていく方法です。

2回までは分割手数料は無料ですが、3回以上からは手数料がかかります。

また、一括払いは手数料無料、リボルビング払いは手数料がかかります。

選択肢2. クレジットカード会員の信用情報は、クレジットカード会社が加盟する指定信用情報機関により管理されており、会員は自己の信用情報について所定の手続きにより開示請求をすることができる。

適切

クレジットカード会員の信用情報は、指定信用情報機関により管理されています。

会員は自分の信用情報を、所定の手続きを行えば、開示請求することが可能です。

選択肢3. クレジットカードは、約款上、クレジットカード会社が所有権を有しており、クレジットカード券面上に印字された会員本人以外が使用することはできないとされている。

適切

間違えやすいですが、クレジットカードは約款上、クレジットカード会社が所有権を有しています

利用者はクレジットカードを貸与されていることになるため、券面上に印字された本人以外が使用することはできません

選択肢4. クレジットカードの付帯機能であるキャッシングを利用し、返済方法として翌月一括払いを選択した場合、利息はかからない。

不適切

クレジットカードの付帯機能であるキャッシングとは、ATM等でお金を借りることができる機能です。

平たく言えば借金のため、返済時に利息がかかります

これは翌月一括払いを選択しても、経過日数に応じた利息がかかります。

参考になった数0