問題
デュレーションは、債券への投資資金の平均回収期間を表すとともに、債券投資における金利変動リスクの度合い(金利変動に対する債券価格の感応度)を表す指標としても用いられる。他の条件が同一であれば、債券の表面利率が( ア )ほど、また残存期間が長いほど、デュレーションは長くなる。なお、割引債券のデュレーションは、残存期間( イ )。
とても難しい範囲なので、苦手な方は一度飛ばすのも有効です。
デュレーションという単語も出題されることも少ないので、優先的に覚える必要はありません。
しかし近年は、金融分野の難易度が上昇しているため、得意な方はFPのテキストだけに限らず、報道など別媒体からの情報も意識して頭に入れておくことも大切です。
まずデュレーションとは、債券投資においては「投資元本の平均回収期間」を指します。
(ア)
一般的に、表面利率が低い債券ほど、残存期間が長いほど、デュレーションは長くなります。
(イ)
割引債券は利息がなく、償還差益のみでしか利益を得ることができない債券です。
そのため割引債券のデュレーションは、残存期間と等しくなります。
この問題で覚えておくポイントは、債券のデュレーションについてです。
債券のデュレーションとは、債券に投資した資金を回収できるまでの期間のことです。
不適切
債券のデュレーションは残存期間が長いほど、長くなります。
債券のデュレーションは表面利率が低いほど、長くなります。
割引債券のデュレーションはクーポンが付きませんので、債券のデュレーションは等しくなります。
不適切
債券のデュレーションは残存期間が長いほど、長くなります。
債券のデュレーションは表面利率が低いほど、長くなります。
割引債券のデュレーションはクーポンが付きませんので、債券のデュレーションは等しくなります。
不適切
債券のデュレーションは残存期間が長いほど、長くなります。
債券のデュレーションは表面利率が低いほど、長くなります。
割引債券のデュレーションはクーポンが付きませんので、債券のデュレーションは等しくなります。
適切
債券のデュレーションは残存期間が長いほど、長くなります。
債券のデュレーションは表面利率が低いほど、長くなります。
割引債券のデュレーションはクーポンが付きませんので、債券のデュレーションは等しくなります。
実技試験で計算問題で問われることもありますので、理解を深めておきましょう。
デュレーションとは、問題文の通り債権などを持っている時の「元本の平均回収期間」をさします。
非常に難しい問題ですが、よく問題文を読むことで正解を導き出せます。
(ア)については、利率が高いほど元本の回収期間が短くなるので、
問題文では(低いほど)が正しい選択肢になります。
(イ)については、割引債券は利息がないぶん、安く割引されて販売されるものですので、残存期間と等しいということになります。
問題文では(と等しくなる)が正しい選択肢です。