FP2級の過去問
2023年5月
学科 問24

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問題

FP技能検定2級 2023年5月 学科 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

東京証券取引所の市場区分等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 東京証券取引所は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場およびTOKYO PRO Marketの4つの株式市場を開設している。
  • 日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出される株価指標である。
  • プライム市場における上場維持基準は、株主数や流通株式数等において、スタンダード市場およびグロース市場よりも高い数値が設定されている。
  • グロース市場に上場している銘柄であっても、プライム市場における新規上場基準等の要件を満たせば、所定の手続きにより、プライム市場に市場区分の変更をすることができる。

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で覚えておくポイントは、東京証券取引所の市場区分についてです。

選択肢1. 東京証券取引所は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場およびTOKYO PRO Marketの4つの株式市場を開設している。

適切

東京証券取引所は、プライム市場スタンダード市場グロース市場およびTOKYO PRO Marketの4つの株式市場を開設しています。

選択肢2. 日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出される株価指標である。

適切

日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、日本経済新聞社が選定した225銘柄を対象として算出される株価指標です。

日経225とも呼ばれます。

選択肢3. プライム市場における上場維持基準は、株主数や流通株式数等において、スタンダード市場およびグロース市場よりも高い数値が設定されている。

適切

プライム市場における上場維持基準は、株主数や流通株式数等において、スタンダード市場およびグロース市場よりも高い数値が設定されています。

上場維持基準は、プライム市場>スタンダード市場>グロース市場となっています。

選択肢4. グロース市場に上場している銘柄であっても、プライム市場における新規上場基準等の要件を満たせば、所定の手続きにより、プライム市場に市場区分の変更をすることができる。

適切

グロース市場に上場している銘柄であっても、プライム市場における新規上場基準等の要件を満たせば、所定の手続きにより、プライム市場に市場区分の変更をすることができます。

まとめ

日本の株式市場については身近なことですので、経済ニュースなどを参考に理解を深めておきましょう。

参考になった数1

02

東京証券取引所の市場区分は、最近大きく変更があったために問題になりやすいと言えます。

ごく基礎的な知識問題ですので、この機会に覚えておきましょう。

選択肢1. 東京証券取引所は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場およびTOKYO PRO Marketの4つの株式市場を開設している。

適切。

問題文のとおりです。

かつては「東証一部」「東証二部」「東証マザーズ」と区分されていました。

選択肢2. 日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出される株価指標である。

不適切。

日経平均株価とは

「日本経済新聞社がプライム市場上場銘柄から選定した225銘柄」

から構成される平均株価のことで、日本株式の代表的な指標です。

これは、必ずしも時価総額上位の銘柄ではありません。

もし時価総額上位225銘柄であれば、株価の変動で毎日のように銘柄が入れ替わってしまいますね。

選択肢3. プライム市場における上場維持基準は、株主数や流通株式数等において、スタンダード市場およびグロース市場よりも高い数値が設定されている。

適切。

プライム市場への新規上場を希望する企業に求められる基準は最も厳しく定められており、

上場維持のための継続した企業努力を促進する仕組みになっているのです。

株主数、流通株式数、流通株式時価総額、純資産数などが要件となります。

選択肢4. グロース市場に上場している銘柄であっても、プライム市場における新規上場基準等の要件を満たせば、所定の手続きにより、プライム市場に市場区分の変更をすることができる。

適切。

それぞれの市場には「新規上場基準」があり、企業はそれぞれの市場の基準の要件を満たせば、市場区分の変更が可能です。

参考になった数0

03

東京証券取引所の市場区分に関する問題は、ここ最近出題されています。

しかしまだまだ難しい分野でもあるため、優先的に覚える必要は少ないです。

ただし2024年新NISAの開始や2022年の市場構造の見直しもあり、狙われやすい分野でもあるため、余裕がある・金融分野が得意な方は、覚えておいてもよいでしょう。

選択肢1. 東京証券取引所は、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場およびTOKYO PRO Marketの4つの株式市場を開設している。

適切

東京証券取引所には、4つの株式市場が開設されています。

一般の投資家向けのプライム市場、スタンダード市場、グロース市場、

そしてプロ投資家向けのTOKYO PRO Marketがあります。

選択肢2. 日経平均株価は、プライム市場に上場している銘柄のうち、時価総額上位225銘柄を対象として算出される株価指標である。

不適切

日経平均株価プライム市場に上場している銘柄のうち、日本国内の優良銘柄225の株価を平均して、特定の数値で割ることで算出されます。

日経225とも呼ばれており、時価総額を基に算出されているわけではありません

また日本の株式市場では日経225とともに、TOPIXも有名な株価指数なので、一緒に覚えておきましょう。

選択肢3. プライム市場における上場維持基準は、株主数や流通株式数等において、スタンダード市場およびグロース市場よりも高い数値が設定されている。

適切

東京証券取引所では、それぞれの市場において、流動性・ガバナンス・財政状態などに一定の基準を設けています。

そして上場会社はその基準を維持しなければなりません。

その維持基準を高い順に並べると、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場となります。

選択肢4. グロース市場に上場している銘柄であっても、プライム市場における新規上場基準等の要件を満たせば、所定の手続きにより、プライム市場に市場区分の変更をすることができる。

適切

東京証券取引所には、それぞれの市場において、新規上場基準を設けています

そして会社はそれぞれの市場の基準の要件を満たせば、所定の手続きによって、市場区分の変更をすることができます。

参考になった数0