FP2級の過去問 2023年5月 学科 問28
この過去問の解説 (3件)
期待収益率は、
各資産の期待収益率✕構成比(%)の合計で計算できます。
問題文の場合、見直し前は
預金:0.1%×60%=0.06%
債権:2.0%×20%=0.4%
株式:8.0%×20%=1.6%
合計2.06%
見直し後は
預金:0.1%×20%=0.02%
債権:2.0%×30%=0.6%
株式:8.0%×50%=4.0%
合計4.62%
これらの差を取ると
4.62%-2.06%=2.56%と計算できます。
この問題で覚えておくポイントは、ポートフォリオの期待収益率についてです。
不適切
ポートフォリオの期待収益率は以下の式で算出します。
ポートフォリオの期待収益率=(各資産の期待収益率×組み入れ比率)の和
したがって、
見直し前のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×60%)+(2.0%×20%)+(8.0%×20%)=2.06%
見直し後のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×20%)+(2.0%×30%)+(8.0%×50%)=4.62%
したがって、収益率の差は、
4.62%-2.06%=2.56%となります。
不適切
ポートフォリオの期待収益率は以下の式で算出します。
ポートフォリオの期待収益率=(各資産の期待収益率×組み入れ比率)の和
したがって、
見直し前のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×60%)+(2.0%×20%)+(8.0%×20%)=2.06%
見直し後のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×20%)+(2.0%×30%)+(8.0%×50%)=4.62%
したがって、収益率の差は、
4.62%-2.06%=2.56%となります。
適切
ポートフォリオの期待収益率は以下の式で算出します。
ポートフォリオの期待収益率=(各資産の期待収益率×組み入れ比率)の和
したがって、
見直し前のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×60%)+(2.0%×20%)+(8.0%×20%)=2.06%
見直し後のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×20%)+(2.0%×30%)+(8.0%×50%)=4.62%
したがって、収益率の差は、
4.62%-2.06%=2.56%となります。
不適切
ポートフォリオの期待収益率は以下の式で算出します。
ポートフォリオの期待収益率=(各資産の期待収益率×組み入れ比率)の和
したがって、
見直し前のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×60%)+(2.0%×20%)+(8.0%×20%)=2.06%
見直し後のポートフォリオの期待収益率=(0.1%×20%)+(2.0%×30%)+(8.0%×50%)=4.62%
したがって、収益率の差は、
4.62%-2.06%=2.56%となります。
難しいように感じるかもしれませんが、注目する数値さえ判断できれば計算は難しくありませんので、理解を深めておきましょう。
ポートフォリオの期待収益率は、高い確率で計算問題で出題されます。
必ず計算式を覚えておきましょう。
今回の問題は、そこから一歩進んで、そのポートフォリオの期待収益率の差を求める問題です。
一つ一つ解けば、テキストの範囲内の知識で解けますので、焦らずに計算式を思い出しましょう。
〇ポートフォリオの期待収益率=
各資産毎の
期待収益率✕構成比
の合計
〇見直し前のポートフォリオの期待収益率
(預金)0.1%✕60%
+(債券)2.0%✕20%
+(株式)8.0%✕20%
=0.06+0.4+1.6
=2.06%
〇見直し後のポートフォリオの期待収益率
(預金)0.1%✕20%
+(債券)2.0%✕30%
+(株式)8.0%✕50%
=0.02+0.6+4
=4.62%
最後に問題文にあるように「見直し後の期待収益率-見直し前の期待収益率」の計算をします。
4.62-2.06
=2.56%
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