FP2級の過去問
2023年5月
実技 問23
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問題
FP技能検定2級 2023年5月 実技 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
谷口家のキャッシュフロー表の空欄( イ )に入る数値を計算しなさい。なお、計算に当たっては、キャッシュフロー表中に記載の整数を使用し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
- 188(万円)
- 203(万円)
- 262(万円)
- 314(万円)
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この過去問の解説 (3件)
01
FP協会で受験される方であれば、そのキャッシュフロー表のどこを抜かれてもしっかり答えられるようにしておきましょう。
将来の金額を変動費を使って求める問題は頻出です。
計算というよりも、電卓の使い方が分かるかどうかなので、しっかり電卓の使い方を覚えておきましょう。
今回は生活費ですが、給与収入を求めたり、様々な場所が空欄になります。
それでも電卓での計算方法は同じなので、覚えて得点源にしましょう。
基準である現在から毎年同じ%ずつ変化していくと、n年後にはいくらになっているかを求める問題です。
今回は、基準年の生活費242万円、変動率が2%、そして4年度の基本生活費を求める問題だということが分かります。
変動率が2%なので、毎年基本生活費は2%ずつ上昇していきます。
計算式は以下の通りです。
現在の基本生活費✕(1+変動費)年数
これに数字を当てはめます。
242万円✕(1+0.02)4
(4乗が分かりにくい方は、(1+0.02)を4回掛ける「242万円✕1.02✕1.02✕1.02✕1.02」に変換できるしと覚えておきましょう。)
しかし市販の電卓ではもっと簡単な使い方があります。
試験ではこちらで計算すると早いので、ぜひこの電卓の使い方も覚えておきましょう。
1.02✕✕242万====
①変動率を小数に直して電卓に打ちます。
②✕(かける)を2回押します。
③基準年の生活費を入れます。
④今回は4年後なので、=を4回押します。
(n年後であれば、=をn回押す。これを忘れないようにしましょう。)
=261.948…万円
万円未満を四捨五入
≓262万円
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02
キャッシュフロー表の問題もよく聞かれます。
難しい計算ではありませんので、確実に取れるようにしましょう。
設問のキャッシュフロー表より 現在の基本生活が242万円で、変動率が2%ということがわかります。つまり毎年2%ずつ基本生活費が上がっていく想定をしています。
この場合、
基準年より1年後の基本生活費=242×(1+0.02)
基準年より2年後の基本生活費=242×(1+0.02)2
基準年より3年後の基本生活費=242×(1+0.02)3
基準年より4年後の基本生活費=242×(1+0.02)4=261.9
となります。万円未満は四捨五入とあるので、
正解は262(万円)です。
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03
キャッシュフロー表には将来の金額を計算する欄があります。
将来の金額は変動率を用いて算出することができるので計算式を覚えておきましょう。
変動率が2%ということは、毎年2%の割合で増えるしくみです。
1年後の将来の金額=
現在の金額×(1+変動率)
2年後の将来の金額=
現在の金額×(1+変動率)×
(1+変動率)
現在の基本生活費は242(万円)で、変動率は2%とあるので
1年後の基本生活費=
242×(1+0.02)
2年後の基本生活費=
242×(1+0.02)×
(1+0.02)
3年後の基本生活費=
242×(1+0.02)×
(1+0.02)×(1+0.02)
4年後の基本生活費=
242×(1+0.02)×
(1+0.02)×(1+0.02)×
(1+0.02)=261.9
となります。したがって答えは262(万円)です。
電卓を使って計算をする際に、電卓の機能を知っていると非常に便利です。
242×1.02×1.02を計算する場合は
1.02×242==と押します。
242に1.02を4回掛けたい場合は
1.02×242====と=を4回押します。
電卓を押す回数や操作ミスを減らすことができるので効率的です。
ただ、電卓の種類によってはこの機能がないものもあるので確認をしてください。
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