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FP2級の過去問 2023年5月 実技 問24

問題

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英男さんは、教育費の負担が心配になり、奨学金について調べることにした。日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
   1 .
申し込みは、進学前に限られ、進学後に申し込むことはできない。
   2 .
貸与型奨学金の選考については、家計による基準は設けられていない。
   3 .
貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。
   4 .
奨学金は、学生・生徒本人名義の口座に振り込まれる。
( FP技能検定2級 2023年5月 実技 問24 )
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この過去問の解説 (3件)

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奨学金についての問題は頻出です。
奨学金には、学生本人が借りて学生本人が返済する貸与型の第一種奨学金と第二種奨学金の他に、返済義務のない給付型があります。
給付型は交付の後も、本人の学力不振が見られた場合は、奨学金を打ち切られたりする適格認定が厳しいため、難易度が高くなっています。
また給付型と貸与型は同時申し込むことも可能です。

 

そして今回は出題されていませんが、奨学金と併せて覚えたいものに「教育ローン」があります。
どちらも頻出なので、比較しながら覚えるようにしましょう。
特に教育ローンは2022年に返済期間が15年から18年に改正されているため、狙われやすいと考えられます。

 

〇教育ローン(教育一般貸付)

融資限度額→350万円(留学・自宅外通くなど一定の要件に当てはまれば450万円)
使途→一切問わない。入学金や下宿代、授業用PC購入費用、国民年金保険の支払いにも可能。

返済期間→18年

貸付可能者→中学校卒業以上

融資条件→世帯年収・子供の人数(学力は問わない)

申込者→原則、親などの保護者。ただし20歳以上であれば本人も可能。

併用→教育ローンと奨学金の併用は可能。

選択肢1. 申し込みは、進学前に限られ、進学後に申し込むことはできない。

不適切
奨学金進学前・進学後どちらでも申込が可能です。
進学前であれば学生支援機構へ直接申し込み、進学後は学校へ申し込みます。

選択肢2. 貸与型奨学金の選考については、家計による基準は設けられていない。

不適切
奨学金は給付型・貸与型ともに親の年収・家計や学生本人の学力が考慮されます。

選択肢3. 貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。

不適切
貸与型奨学金の「第一種」は利息がつきません
そして「第二種」は利息がつきます
説明文が逆です。
よって利息がつかない「第一種」の方が、判定基準が厳しくなります。

選択肢4. 奨学金は、学生・生徒本人名義の口座に振り込まれる。

適切
奨学金は基本的に学生・生徒本人が借りて、本人が返済をします。
そのため奨学金は学生・生徒本人の口座に振り込まれます

付箋メモを残すことが出来ます。
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奨学金の問題は細かいことを問われるわけではありません。基礎的なことをしっかり押さえましょう。

選択肢1. 申し込みは、進学前に限られ、進学後に申し込むことはできない。

不適切

奨学金の申し込みは進学後でも可能です。

進学前年に在学している学校経由で申し込む予約採用

在学している学校に申し込む在学採用

家計の急変で緊急に申し込む家計急変採用 

があります。

選択肢2. 貸与型奨学金の選考については、家計による基準は設けられていない。

不適切

貸与型奨学金の選考についても、家計による基準はあります。

但し給付→第一種貸与→第二種貸与 の順に基準は緩くなります。 

選択肢3. 貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。

不適切

第一種と第二種が逆になっています。正しくは、無利子第一種奨学金と、有利子第二種奨学金です。

選択肢4. 奨学金は、学生・生徒本人名義の口座に振り込まれる。

適切

奨学金を借りるのは学生本人です。したがって振り込まれる口座の名義は生徒本人になります。

教育ローンは借りるのは学生ではなくになります。この違いに注意してください。

まとめ

日本学生支援機構の奨学金は学力基準もあります。

その点も忘れないようにしてください。

0

奨学金に関する問題は学科実技共によく出題されます。

奨学金の種類や制度について学んでおきましょう。

選択肢1. 申し込みは、進学前に限られ、進学後に申し込むことはできない。

不適切

奨学金の申し込みはその都度できます。

進学前に申し込む予約採用

在学中に申し込む在学採用

家計が急変した場合に申し込む家計急変採用があります。

進学前に準備することもでき、進学後の状況により申し込むことも可能です。

選択肢2. 貸与型奨学金の選考については、家計による基準は設けられていない。

不適切

貸与型奨学金の選考についても、給付型と同様に家計による基準は設けられています

生計維持者の収入や世帯構成により基準額は異なります。 

選択肢3. 貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。

不適切

日本学生支援機構の奨学金には、無利子第一種奨学金と、有利子第二種奨学金があります。

第二種奨学金であっても在学中は無利子で借りることができます。

選択肢4. 奨学金は、学生・生徒本人名義の口座に振り込まれる。

適切

奨学金は学生本人が申し込むため、振り込まれる口座の名義は生徒本人になります。

また、卒業後に奨学金を返還するのも本人です。

まとめ

日本学生支援機構の奨学金には、給付型奨学金第一種奨学金第二種奨学金があります。

それぞれに家計基準学力基準が設けられています。

教育ローンは親名義や本人名義でお金を借りる事ができます。

奨学金では本人が申し込み本人が借入金を受け取り、本人が返還することになります。

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