FP2級の過去問
2023年5月
実技 問25
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問題
FP技能検定2級 2023年5月 実技 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
下記の係数早見表を乗算で使用し、次の問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととする。
皆川さんは、自宅のリフォーム費用として、10年後に500万円を準備したいと考えている。年利1.0%で10年間複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
皆川さんは、自宅のリフォーム費用として、10年後に500万円を準備したいと考えている。年利1.0%で10年間複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
- 3,698,000(円)
- 3,811,000(円)
- 4,137,000(円)
- 4,525,000(円)
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この過去問の解説 (3件)
01
FP協会で受験を考えている方は、6つの係数の問題は頻出です。
毎試験、3問程度出題されているので、必ず覚えましょう。
自分で計算させる問題が出題されているので、どんな場合に、どんな係数を使用するのかを覚えておく必要があります。
複利運用して10年後の将来に元利合計500万円を準備するために、今現在いくら必要かを計算するためには、「現価係数」を使用します。
キーワードは「複利運用」「現在」です。
現価係数の10年のところを見ると「0.905」となっています。
500万円✕0.905
=4,525,000円
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02
6つの係数を利用した問題はややこしいですが、毎回出題されます。確実に解けるように練習しましょう。
年利1.0%で10年間複利運用した結果、500万円になる現時点で必要な金額を求めます。
この場合、原価係数を利用します。
表より原価係数で10年のところにあたるのは0.905となります。
したがって
500万円×0.905=4,525,000円
正解は 4,525,000(円)です。
以下の6係数の意味を頭に入れましょう
現価係数・・・将来の額から現時点の額を求める
終価係数・・・現在の額から将来の額を求める
減債基金係数・・・将来の目標額になるための毎月の積立額を求める
資本回収係数・・・現在の額から年金の額や借入金から返済額を求める場合に使う
年金終価係数・・・毎月の積立額から将来の額を求める
年金原価係数・・・将来の年金額から現在の額を求める
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03
6つの係数を使った問題は3級でも出題されています。
2級では金額を求める問題のため、より難しくなっています。
設問を読み6つの係数から適切な係数を選ぶことができるようにしておきましょう。
年利1.0%で10年間複利運用し、500万円を準備するための現在の資金を求めます。
年利1%で運用で増やし10年後に500万円にするのですから、元本が500万円を超えているはずがありません。
ここに気付けば3つの係数に絞ることができます。
現価係数・・・一定期間後の目標金額を達成するための元本を求めるために使います。
減債基金係数・・・積み立てにより目標金額を達成するために使います。
資本回収係数・・・一定金額を一定期間に均等に受けるための1回分の金額を計算するために使います。
6つの係数より、現価係数を使って計算します。
500万円×0.905=4,525,000円
したがって答えは4,525,000(円)です。
一定額の元本を複利運用とあれば、現価係数or終価係数のどちらかを使用します。
終価係数・・・元本を一定期間一定利率で複利運用した将来の金額を計算するために使います。
6つの係数を全て覚えていなくても導きだせるのがこの論点の特徴です。
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