FP2級の過去問
2023年5月
実技 問27
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問題
FP技能検定2級 2023年5月 実技 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
下記の係数早見表を乗算で使用し、次の問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととする。
安藤さんは、子どもの留学資金として、15年後に1,500万円を準備したいと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
安藤さんは、子どもの留学資金として、15年後に1,500万円を準備したいと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
- 930,000(円)
- 942,000(円)
- 959,000(円)
- 971,000(円)
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この過去問の解説 (3件)
01
FP協会で受験を考えている方は、6つの係数の問題は頻出です。
毎問3問程度出題されているので、必ず覚えましょう。
自分で計算させる問題が出題されているので、どんな場合に、どんな係数を使用するのかを覚えておく必要があります。
複利運用しなが15年後に1,500万円準備する場合、現在いくらずつ積み立てすれば良いのかを計算するためには、「減債基金係数」を使用します。
キーワードは「複利運用」「現在」「一定額」「積み立て」です。
減債基金係数の15年のところを見ると「0.062」となっています。
1,500万円✕0.062
=930,000円
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02
6つの係数を使った問題は頻繁に出題されます。
下の6係数の意味を頭に入れましょう
現価係数・・・将来の額から現時点の額を求める
終価係数・・・現在の額から将来の額を求める
減債基金係数・・・将来の目標額になるための毎月の積立額を求める
資本回収係数・・・現在の額から年金の額や借入金から返済額を求める場合に使う
年金終価係数・・・毎月の積立額から将来の額を求める
年金原価係数・・・将来の年金額から現在の額を求める
そこで問題を見ると、
1,500万円を15年後に、年利1.0%で複利運用するといくら積み立てる必要があるかを計算する問題です。そうすると減債基金係数が該当すると分かります。
係数早見表より、資本回収係数の15年の係数は0.062なので、
1,500万円×0.062=930,000円
正解は 930,000(円)となります。
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03
6つの係数を使った問題は3級でも出題されています。
2級では金額を求める問題のため、より難しくなっています。
設問を読み6つの係数から適切な係数を選ぶことができるようにしておきましょう。
15年後に1,500万円を準備するために毎年積立運用する金額を求める問題です。
積立の最終金額が1,500万円になるのですから、係数が1.0を超えるはずがありません。
ここに気付けば3つの係数に絞ることができます。
現価係数・・・一定期間後の目標金額を達成するための元本を求めるために使います。
減債基金係数・・・積み立てにより目標金額を達成するために使います。
資本回収係数・・・一定金額を一定期間に均等に受けるための1回分の金額を計算するために使います。
6つの係数より、減債基金係数を使って計算します。
係数早見表より、資本回収係数の15年の係数0.062を使います。
1,500万円×0.062=930,000円
したがって答えは930,000(円)となります。
毎年一定額を積立てる内容の場合に使われる係数は減債基金係数と年金終価係数です。
減債基金係数・・・積み立てにより目標金額を達成するために使います。
年金終価係数・・・毎年一定額を積立運用すると最終金額を求めるために使います。
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