FP2級の過去問 2023年9月 学科 問12
この過去問の解説 (2件)
生命保険は、将来の不確実性に備え、自身や家族の経済的な安定を確保するための重要なツールです。
多種多様な生命保険商品が市場に存在し、それぞれが異なるニーズに応えるよう設計されています。
養老保険、定期保険特約付終身保険、外貨建て個人年金保険、こども保険(学資保険)など、選択肢は豊富で、これらの商品を理解することは、保険選択と効果的なリスク管理に不可欠です。
適切
養老保険は、保険期間満了時に満期保険金を受け取ることができる保険商品です。
保険金の支払事由が発生せず(つまり、契約者が生存している場合や高度障害の状態にならない場合)、保険期間が満了すると、死亡や高度障害保険金と同額の満期保険金が支払われます。
これは養老保険の一般的な特徴です。
適切
定期保険特約付終身保険では、定期保険特約の保険金額を更新する場合、更新後の保険料は通常、更新前より高くなります。
これは、更新時の加入者の年齢が高くなっているためリスクが増加することを反映しています。
適切
外貨建て個人年金保険では、年金を円貨で受け取る場合、為替レートの変動が影響します。
外貨と円の為替レートによっては、年金受取総額が払込保険料相当額を下回る可能性があります。
これは外貨建て保険商品のリスクの一つです。
不適切
こども保険(学資保険)では、契約者(多くの場合、親)が死亡した場合には、通常、残りの保険料の支払いが免除されるという特典がありますが、死亡給付金が支払われるわけではありません。
学資保険の目的は、子供の教育資金を準備することにあり、契約者の死亡保障は主な目的ではないため、この記述は不適切です。
生命保険商品には様々な種類があり、それぞれに特有の特徴と目的があります。
保険商品を選択する際には、それぞれの商品が提供する保障内容と目的を正確に理解することが重要です。
生命保険には、死亡保険、生存保険、生死混合保険の3種類があります。
適切
養老保険は、生死混合保険に分類されます。
また、死亡・高度障害保険金と満期保険金の額は同額です。
適切
定期保険特約付終身保険は、終身保険を主契約とし、定期保険特約を付けることで一定期間の死亡保障を厚くした保険です。
適切
円高になると、年金受取総額が払込保険料相当額を下回る可能性があります。
不適切
契約者(親など)が死亡した場合、死亡給付金は支払われません。
被契約者が死亡した場合は、契約者に死亡保険金が支払われます。
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