FP2級の過去問
2023年9月
学科 問23

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問題

FP技能検定2級 2023年9月 学科 問23 (訂正依頼・報告はこちら)

表面利率が0.5%で、償還までの残存期間が8年の固定利付債券を額面100円当たり101円で購入し、購入から5年後に額面100円当たり100円で売却した場合の所有期間利回り(単利・年率)として、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等については考慮しないものとし、計算結果は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入するものとする。
  • 0.17%
  • 0.30%
  • 0.37%
  • 0.50%

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この過去問の解説 (2件)

01

所有期間利回り(単利・年率)は約0.297%となります。

小数点以下第3位を四捨五入し0.30%です。

# 計算の条件

購入価格 = 101 #額面100円当たり

売却価格 = 100 #額面100円当たり

表面利率 = 0.5%

償還までの残存期間 = 8

所有期間 = 5

# 利子収入の計算(単利で計算)

利子収入 = 表面利率 × 100 × 所有期間

# 購入時から売却時までの総収入(利子収入 + 売却価格)

総収入 = 利子収入 + 売却価格

# 投資額と総収入の差

投資利益 = 総収入 - 購入価格

# 所有期間利回りの計算(単利・年率)

所有期間利回り = (投資利益 ÷ 購入価格) ÷ 所有期間 × 100

この問題では、表面利率が0.5%の固定利付債券を額面100円当たり101円で購入し、5年後に額面100円当たり100円で売却するケースを考慮します。

手数料、経過利子、税金等は考慮しないとの条件です。

① まず、5年間の利子収入を計算します。表面利率0.5%に基づき、額面100円に対して5年間で得られる利子は、

0.5%×100円×5年=2.5円

です。

② 購入価格が101円、売却価格が100円のため、この投資による利益は、売却価格と利子収入の合計から購入価格を差し引いた額、つまり

100円+2.5円−101円=1.5円

となります。

③ この利益を基に、所有期間利回り(単利・年率)を計算すると、

(1.5円÷101円)÷5年×100=約0.297%

となります。

小数点以下第3位を四捨五入すると0.30%です。

まとめ

所有期間利回りは、債券などの投資商品を保有している期間における投資の収益率を年率で表したものです。

この指標は、投資の効率を測るために用いられ、投資家がその投資から得られる見込みの平均収益率を示します。

計算には、購入価格、売却価格、受け取る利子の総額、および保有期間が考慮されます。

この問題では、表面利率0.5%の固定利付債券を額面100円当たり101円で購入し、5年後に100円で売却するケースを考えました。

5年間で受け取る利子は合計2.5円で、売却による損益は-1円です。これらの情報から所有期間利回りを計算し、約0.297%となることがわかりました。

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02

債権の利回りは、以下の式で計算することができます。

利回り={表面利率+(売却価格ー購入価格)÷保有年数}÷購入価格

よって、利回り=0.003=0.3%となります。

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