FP2級の過去問
2023年9月
学科 問58
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
FP技能検定2級 2023年9月 学科 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
相続税の計算に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 遺産に係る基礎控除額の計算上、法定相続人の数は、相続人が相続の放棄をした場合には、その放棄がなかったものとした場合における相続人の数である。
- 遺産に係る基礎控除額の計算上、法定相続人の数に含めることができる養子の数は、被相続人に実子がなく、養子が2人以上いる場合には1人である。
- 遺産に係る基礎控除額の計算上、被相続人の特別養子となった者は実子とみなされる。
- 遺産に係る基礎控除額の計算上、被相続人の子がすでに死亡し、代襲して相続人となった被相続人の孫は実子とみなされる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
相続税はいくつかの段階を踏んで計算されます。
適切です。
基礎控除の計算上の法定相続人の数は、相続を放棄した者も含まれます。
不適切です。
被相続人に実子がいない場合は、養子の人数は2人まで法定相続人とすることができます。
参考:実子がいる場合の養子の人数は1人までとなります。
養子自体は何人いても構いませんが、養子を全員法定相続人と認めてしまうと基礎控除の金額が増え、不当に相続税を下げることに繋がるため、相続税法上制限がかけられています。
適切です。
問題文の通りです。
特別養子とは、実の親との親子関係を無くし、養子縁組によって新たに別の人と親子関係になった養子のことです。
適切です。
代襲相続人となる孫は実子とみなされ、基礎控除額の計算上の法定相続人の人数に含まれます。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
02
相続人の範囲は、配偶者は常に相続人であり、次いで子、直系尊属(父母など)、兄弟姉妹となります。
適切
計算上では、相続の放棄は無視して法定相続人の数を数えます。
不適切
養子の数は、実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人までです。
適切
特別養子および配偶者の実子は、実子とみなします。
適切
被相続人の孫は、被相続人の子の立場を引き継ぎます。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
03
ポイントとしては、遺産に係る基礎控除を理解していることです。
適切です。例えば、すでに法定相続人が3人いたとして、放棄した人が1人いたとしても法定相続人の数は4人となります。
不適切です。被相続人に実子がおらず、養子が2人以上いたとしても養子は2人までです。
適切です。
適切です。
遺産に係る基礎控除の基本を理解できていれば、難しい問題ではありません。逆にここを抑えておかないと少し捻った問題が解けないことになるので、このような基礎的な問題は解けるようにしておきましょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問57)へ
2023年9月問題一覧
次の問題(問59)へ