<資料>を見て、該当の保障内容に当てはめていきます。
ア 虫垂炎での入院が8日間あり、入院日数が1日に達しているため、入院給付金が30万円支給されます。
入院中と退院後にそれぞれ1回手術を受けていますが、外来手術給付金が支給されるのは入院を伴わない所定の手術を受けたときに限られるため、退院後の手術1回が該当し、
入院給付金30万円×10%=3万円が支給されます。
よって、アは入院給付金30万円+外来手術給付金3万円=33万円となります。
イ がん(悪性新生物)と診断されたときは、3大疾病保険金500万円が支払われます。
また、3大疾病保険金が支払われるときに合わせて特定疾病診断保険金が3大疾病保険金500万円×10%=50万円支払われます。
さらに、治療のため20日間入院しており、入院日数が1日に達しているため、入院給付金が30万円支給されます。(入院中の手術は外来手術給付金の対象外です。)
したがって、イは3大疾病保険金500万円+特定疾病診断保険金50万円+入院給付金30万円=580万円となります。
ウ リビング・ニーズ特約とは、被保険者が余命6ヶ月以内と診断された場合に、死亡保険金を前倒しで支払う特約のことです。
終身保険の死亡保険金100万円+定期保険の死亡保険金1,400万円+身体障害保障保険の死亡保険金400万円=1,900万円となり、3,000万円以内のため1,900万円全額が請求できます。
なお、資料の一番下の(※)部分に「新3大疾病保障保険の死亡保険金は、リビング・ニーズ特約による保険金支払の対象となりません。」と記載があるため、今回の計算には含みません。