FP2級の過去問
2024年1月
学科 問13

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

FP技能検定2級 2024年1月 学科 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

総合福祉団体定期保険および団体定期保険(Bグループ保険)の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  • 総合福祉団体定期保険は、企業(団体)が保険料を負担し、従業員等を被保険者とする1年更新の定期保険である。
  • 総合福祉団体定期保険のヒューマン・ヴァリュー特約では、被保険者である従業員等が不慮の事故によって身体に障害を受けた場合や傷害の治療を目的として入院した場合に、所定の保険金が従業員等に支払われる。
  • 団体定期保険(Bグループ保険)は、従業員等が任意に加入する1年更新の定期保険であり、毎年、保険金額を所定の範囲内で見直すことができる。
  • 団体定期保険(Bグループ保険)の加入に際して、医師の診査は不要である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

総合福祉団体定期保険および団体定期保険(Bグループ保険)に関する問題です。

選択肢1. 総合福祉団体定期保険は、企業(団体)が保険料を負担し、従業員等を被保険者とする1年更新の定期保険である。

適切な選択肢

 

総合福祉団体定期保険は、従業員等を被保険者とする1年更新の定期保険です。

選択肢2. 総合福祉団体定期保険のヒューマン・ヴァリュー特約では、被保険者である従業員等が不慮の事故によって身体に障害を受けた場合や傷害の治療を目的として入院した場合に、所定の保険金が従業員等に支払われる。

不適切な選択肢

 

ヒューマン・ヴァリュー特約は被保険者である従業員が死亡や高度障害になった場合の企業の利益喪失に対する保険です。

そのため、保険金は法人受け取ります

選択肢3. 団体定期保険(Bグループ保険)は、従業員等が任意に加入する1年更新の定期保険であり、毎年、保険金額を所定の範囲内で見直すことができる。

適切な選択肢

 

団体定期保険(Bグループ保険)は企業が保険契約者、従業員を被保険者とする1年更新の定期保険です。

従業員が任意で加入し、保険料を負担します。

選択肢4. 団体定期保険(Bグループ保険)の加入に際して、医師の診査は不要である。

適切な選択肢

 

団体定期保険(Bグループ保険)の加入には被保険者の健康状態などの告知だけです。

参考になった数2

02

この問題は、総合福祉団体定期保険および団体定期保険(Bグループ保険)に関する知識を問うものです。

各選択肢の内容が正確かどうかを判断するために、保険の基本的な商品性や特約の内容を理解しておくことが重要です。

問題解答の際には、保険の概要、特約の具体的な内容、および加入手続きの要件などに注意を払いましょう。

選択肢1. 総合福祉団体定期保険は、企業(団体)が保険料を負担し、従業員等を被保険者とする1年更新の定期保険である。

適切
総合福祉団体定期保険とは、法人の役員・従業員の遺族の生活保障を目的とし、法人の定める福利厚生規程(弔慰金・死亡退職金規程等)の円滑な運営に利用される保険期間1年の団体保険です。

法人が保険料を負担し、従業員等を被保険者とすることが特徴です。

選択肢2. 総合福祉団体定期保険のヒューマン・ヴァリュー特約では、被保険者である従業員等が不慮の事故によって身体に障害を受けた場合や傷害の治療を目的として入院した場合に、所定の保険金が従業員等に支払われる。

不適切
ヒューマン・ヴァリュー特約は、特約期間中に被保険者が死亡した場合や、所定の高度障害状態になった場合に適用されます。

この特約では、従業員や役員が死亡または高度障害になった際に、その代わりとなる新しい人材の採用や育成などに必要な費用を確保するために、特約死亡保険金や特約高度障害保険金が契約者(法人)に支払われるものです。

したがって、従業員等が不慮の事故によって身体に障害を受けたり、入院した場合に保険金が支払われるわけではありません。

選択肢3. 団体定期保険(Bグループ保険)は、従業員等が任意に加入する1年更新の定期保険であり、毎年、保険金額を所定の範囲内で見直すことができる。

適切

団体定期保険(Bグループ保険)は、法人が契約者となり、従業員等が個別に任意で加入する保険です。

従業員等が保険料を負担し、通常の定期保険よりも保険料が割安となるのが特徴です。

保険の契約は1年ごとに更新され、毎年保険金額を所定の範囲内で見直すことができます。

これにより、従業員のライフサイクルや家族の状況に応じて、契約内容を柔軟に変更することが可能です。

選択肢4. 団体定期保険(Bグループ保険)の加入に際して、医師の診査は不要である。

適切
団体定期保険(Bグループ保険)は、法人が契約者となり、従業員等が任意で加入する保険です。

保険料は従業員等が負担し、一定規模の法人に所属する個人が加入できます。

この保険の大きな特徴は、加入手続きが簡単である点です。

加入に際しては、被保険者が告知を行うだけで、医師の診査は不要です。

また、法人が事務手続きを行うため、通常の定期保険よりも保険料が割安になります。

まとめ

この問題では、総合福祉団体定期保険と団体定期保険(Bグループ保険)の特徴や特約の内容を正しく理解しているかが問われました。

特に、ヒューマン・ヴァリュー特約の目的や支払いの対象について正確に把握することが重要です。

受験生の方は、保険の基本的な商品性をしっかりと把握し、特約や手続きの詳細についても正確に理解しておきましょう。

参考になった数0

03

法人契約の生命保険に関する問題です。

耳慣れない保険ですが、保険の仕組みについて概要を理解しておきましょう。基本的に、法人が保険者、従業員や役員が被保険者となり、従業員などに事故があった際に備える保険です。

選択肢1. 総合福祉団体定期保険は、企業(団体)が保険料を負担し、従業員等を被保険者とする1年更新の定期保険である。

適切

総合福祉団体定期保険とは、役員・従業員が死亡した場合や障害を負った際に、保険金が支払われる法人契約の生命保険です。保険期間は1年で、医師による審査を受ける必要もないのが特徴です。

選択肢2. 総合福祉団体定期保険のヒューマン・ヴァリュー特約では、被保険者である従業員等が不慮の事故によって身体に障害を受けた場合や傷害の治療を目的として入院した場合に、所定の保険金が従業員等に支払われる。

不適切

ヒューマン・ヴァリュー特約とは、被保険者が死亡・高度障害となった場合にそなえ、代替となる人員の採用・研修などにかかる費用の確保を目的とするものです。そのため、保険金は従業員でなく「法人」に支払われます。

選択肢3. 団体定期保険(Bグループ保険)は、従業員等が任意に加入する1年更新の定期保険であり、毎年、保険金額を所定の範囲内で見直すことができる。

適切

問題文のとおりです。団体定期保険(Bグループ保険)とは、法人が契約者で、従業員等が個別・任意で加入する保険のことです。保険金額も毎年、個人で見直せますが、団体契約のために安価であることが特徴です。

選択肢4. 団体定期保険(Bグループ保険)の加入に際して、医師の診査は不要である。

適切

被保険者となる従業員の同意と、健康状態の告知だけで加入ができます。

参考になった数0