FP2級の過去問
2024年1月
実技 問6
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問題
FP技能検定2級 2024年1月 実技 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
柴田さんは、下記<資料>の投資信託の購入を検討しており、FPの唐沢さんに質問をした。投資信託の手数料等に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を記した組み合わせとして、正しいものはどれか。
(ア) 「このファンドを10万円購入する場合の購入時手数料は、税込3,300円です。」
(イ) 「運用管理費用(信託報酬)は、日々の基準価額には影響せず、計算期末と信託終了時のみ基準価額にマイナスに影響します。」
(ウ) 「その他の費用・手数料は、ファンドによって投資者が負担する費用項目や内容が違うことがあります。」
(ア) 「このファンドを10万円購入する場合の購入時手数料は、税込3,300円です。」
(イ) 「運用管理費用(信託報酬)は、日々の基準価額には影響せず、計算期末と信託終了時のみ基準価額にマイナスに影響します。」
(ウ) 「その他の費用・手数料は、ファンドによって投資者が負担する費用項目や内容が違うことがあります。」
- (ア)× (イ)× (ウ)○
- (ア)○ (イ)× (ウ)○
- (ア)○ (イ)× (ウ)×
- (ア)× (イ)○ (ウ)○
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この過去問の解説 (2件)
01
投資信託についての設問頻出ですが、今回のように資料として出題されることは稀です。
しかし覚えるべき内容は変わらないので、しっかり押さえていれば解答できる問題です。
特に2024年から新NISAも始まっているので、投資信託などの投資商品に関する問題が増えることが予想されます。
株式や債券、投資信託、新NISAはしっかり押さえておきましょう。
(ア)
〇 適切
資料の「購入時手数料」に注目します。
「購入価額に3.3%(税抜き3.0%)を乗じた額です。」とあります。
なので、10万円分購入するので、以下の式で計算できます。
10万円✕3.3%
=3300円
乗じるということは、掛け算のことなので、覚えておきましょう。
(イ)
✕ 不適切
信託報酬とは、信託財産の保有と運営管理のために、信託財産から一定額差し引かれる費用のことです。
この信託報酬は、信託財産を保有している限り、毎日一定割合が差し引かれます。
そして基準価額は、すでに信託報酬が差し引かれた額となっています。
つまり、マイナス分は毎日反映されることになります。
(ウ)
〇 適切
投資信託を購入し保有していると、たくさんのコストがかかります。
一般的にテキストには「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」が掲載されていますが、その他にも細かいコストがかかります。
監査費用や売買委託手数料などがあり、それらは目論見書で確認することができます。
そしてこれらの費用は、ファンドによって違います。
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02
(ア)○
購入時手数料が3.3%ですので、
10万円×3.3%=3,300円となります。
(イ)×
運用管理費用は一定額が日々信託財産から差し引かれます。
そのため信託財産の減少分が日々の基準価格に反映されます。
(ウ)○
その他の費用・手数料にあたる監査費用・売買委託手数料・保管費用などは、ファンドによって異なっています。
不適切な選択肢。
適切な選択肢。
不適切な選択肢。
不適切な選択肢。
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