FP2級の過去問
2024年1月
実技 問7
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問題
FP技能検定2級 2024年1月 実技 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
建築基準法に従い、下記<資料>の甲土地に建物を建築する場合の建築面積の最高限度を計算した結果として正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとする。
- 190(m2)
- 200(m2)
- 210(m2)
- 220(m2)
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この過去問の解説 (2件)
01
建蔽率・容積率の計算問題は、学科・実技ともに頻出です。
FP3級では単純に計算だけですが、FP2級試験では、様々な条件が追加されます。
今回はセットバックという条件がありますので、しっかり押さえておきましょう。
〇セットバックとは
道路の中心線から、水平距離で2mずつ敷地側に下がった線が道路と敷地の境界線とみなされ、この後退した部分のこと。
まず今回は設問中に「建築面積」とあるので、建蔽率を使う問題だということが分かります。
建築面積では建蔽率、延べ床面積では容積率を使うということは基本なので、しっかり押さえておきましょう。
そして次に、建蔽率を使う際の条件があります。
資料の図を見ると、家と家の間の幅員が3mしかないことが分かります。
これは2項道路といって、建築基準法が適用される前からある道路です。
建築基準法では幅員は2m必要ですが、このように建築基準法の適用以前では、それよりも狭い幅の道路が存在します。
この狭い幅員の道路も特定行政庁がすれば、道路として建築基準法上の道路に含まれます。
しかしこの場合は上記の図のように、道路の中心線から2mずつ下がった線を道路と敷地の境界線としてみなさなければなりません。
今回だと0.5mずつ下がります。
そしてこの0.5mずつ下がった部分のことはセットバックとして、道路としてみなされます。
そのため、資料の図の甲面積が変わることになります。
17.5m✕20m
=350㎡
敷地面積は350㎡となります。
これに建蔽率を掛けると建築面積の最高限度額が計算できます。
350㎡✕60%
=210㎡
この他にも、建蔽率の緩和もあるので、どんな条件なのかしっかり見極められるようにしておきましょう。
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02
建築面積の限度は敷地面積×建蔽率で求めることができます。
甲土地に接する道路が幅4m以下の道路なため、セットバックが必要になります。
セットバックにより道路の中心から2m後退した線が敷地の境界となるので、
0.5mだけ小さくなります。
甲土地の敷地面積は、
20m×17.5m=350m2
となります。
建蔽率は60%ですので建築面積の最高限度は、
350m2×60%=210m2
となります。
不適切な選択肢。
不適切な選択肢。
適切な選択肢。
不適切な選択肢。
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