2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2024年1月
問68 (実技 問8)
問題文
<資料:2023年分の賃貸マンションに係る収入および支出等>
・賃料収入(総収入金額):126万円
・支出
銀行へのローン返済金額:73万円(元金50万円、利息23万円)
管理費等:18,000円
管理業務委託費:63,000円
火災保険料:7,000円
固定資産税:125,000円
修繕費:38,500円
・減価償却費:246,000円
※支出等のうち必要経費となるものは、すべて2023年分の所得に係る必要経費に該当するものとする。
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2024年1月 問68(実技 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
<資料:2023年分の賃貸マンションに係る収入および支出等>
・賃料収入(総収入金額):126万円
・支出
銀行へのローン返済金額:73万円(元金50万円、利息23万円)
管理費等:18,000円
管理業務委託費:63,000円
火災保険料:7,000円
固定資産税:125,000円
修繕費:38,500円
・減価償却費:246,000円
※支出等のうち必要経費となるものは、すべて2023年分の所得に係る必要経費に該当するものとする。
- 32,500円
- 278,500円
- 532,500円
- 778,500円
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この過去問の解説 (3件)
01
不動産所得を計算する問題は、さまざまな形で出題されます。
文章問題や計算問題など、どんな形式で出題されても対応できるようにしておきましょう。
今回の設問はどの支出が必要経費となるのかを問われています。
これは単純に必要経費となるものを足し算するだけなので、文章問題で出題されてもおかしくありません。
しっかり整理できるようにしておきましょう。
まず不動産所得の計算式は以下の通りです。
不動産所得=
総収入金額ー必要経費
(ー青色申告特別控除)
総収入金額は資料にある通り、126万円です。
では必要経費はどれか整理していきましょう。
〇銀行へのローン返済額
銀行から借り入れをすると試験上必ず、元金と利息の区別が記載されています。
そしてこの不動産所得において、借入金の元本部分に関しては、必要経費とならないと決められています。
よって銀行へのローン返済額からは借入金の利息のみ必要経費とします。
23万円
〇管理費等
全額必要経費となります。
1,8000円
〇管理業務委託費
全額必要経費となります。
6,3000円
〇火災保険料
全額必要経費となります。
7,000円
〇固定資産税
全額必要経費となります。
125,000円
〇修繕費
全額必要経費となります。
38,500円
〇減価償却費
全額必要経費となります。
246,000円
必要経費合計
=727,500円
今回は青色申告特別控除考慮しないので、総収入金額から必要経費を引きます。
126万円ー727,500
=532,300
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02
タックスプランニング分野から不動産所得の計算問題です。
不動産所得の計算式は下記の通りとなります。
総収入金額-必要経費(-青色申告特別控除(本問ではなし))
総収入金額と必要経費を分けて、それぞれ確認していきましょう。
適切
① 総収入金額
総収入金額には、家賃、地代、礼金や更新料等が該当します。また、未払い家賃や返還義務がない敷金や保証金等も計上できます。
資料から、総収入金額は、1,260,000円となります。
② 必要経費
必要経費は、固定資産税や保険料、修繕費、管理費、減価償却費や借入金の利子が含まれます。必要経費に算入できないものとしては、所得税や住民税、ローン返済額の元金部分があげられます。
資料から計算すると
ローン返済額の利息分:23万円
管理費等:18,000円
管理業務委託費:63,000円
火災保険料:7,000円
固定資産税:125,000円
修繕費:38,500円
減価償却費:246,000円
合計 727,500円
③ 不動産所得の金額計算
総収入金額-必要経費=1,260,000円-727,500円=532,500円
以上から本選択肢が正解となります。
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03
不動産所得は、総収入金額-必要経費-青色申告特別控除で求めます。
設問より、
<収入>賃料収入126万円
<必要経費>
借入金返済額のうち利息分のみが必要経費に認められますので、
銀行へのローン返済金額23万円(利息分)
管理費等18,000円
管理業務委託費63,000円
火災保険料7,000円
固定資産税125,000円
修繕費38,500円
減価償却費246,000円
となりますので合計は、727,500円となります。
以上より不動産所得は、
1,260,000円-727,500円=532,500円となります。
不適切な選択肢。
不適切な選択肢。
適切な選択肢。
不適切な選択肢。
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