FP2級の過去問
2024年1月
実技 問31
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問題
FP技能検定2級 2024年1月 実技 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
<設例>に基づき以下の問いについて答えなさい。
耕治さんは、生命保険の解約返戻金について、FPの吉田さんに質問をした。吉田さんが、生命保険の解約返戻金相当額について説明する際に使用した下記のイメージ図のうち、耕治さんが契約している定期保険Aの解約返戻金相当額の推移に係る図として、最も適切なものはどれか。
耕治さんは、生命保険の解約返戻金について、FPの吉田さんに質問をした。吉田さんが、生命保険の解約返戻金相当額について説明する際に使用した下記のイメージ図のうち、耕治さんが契約している定期保険Aの解約返戻金相当額の推移に係る図として、最も適切なものはどれか。
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この過去問の解説 (2件)
01
どの図が、どの保険の種類なのかを問う問題は多くはないですが、必ず覚えておくべき内容です。
保険の分野で、自分がイメージしやすくもなりますし、何よりポイントを押さえれば設問を読むことなく解ける問題です。
時間との勝負のFP2級において、図だけで解ける問題は時間を短縮させるチャンスでもあります。
何より今回のようにピンポイントで出題されることも稀にあるので、しっかり覚えておきましょう。
〇ポイント
定期保険A
被保険者が死亡または高度障害状態の際に、保険金がもらえる保険です。
保険期間は一定期間に限られ、更新することで保険を維持できます。
原則的に満期保険金はなく、比較的保険料や安いのが特徴です。
不適切
確定年金を表した図のため不適切です。
まず図の中に「年金」と出てくるので、定期保険ではないことが分かります。
確定年金とは、被保険者の生死にかかわらず、一定期間であれば遺族に保険金が支払われる年金保険です。
保険金は年金または死亡一時金として支払われます。
被保険者が年金受取前に死亡した場合は、それまでに払い込まれた保険料相当額が死亡保険として支払われます。
適切
定期保険を表した図です。
定期保険の図の特徴は、契約から満期まであることと、解約返戻金相当額が少ないことです。
定期保険は、一定期間だけの契約なので、満期が必ずあります。
そして定期保険は解約返戻金が少ない掛け捨てが多いので、解約返戻金相当額が少なくなります。
不適切
養老保険を表した図なので不適切です。
まず「満期保険金」があるのは養老保険だけです。
養老保険と定期保険の違いは、満期になるにつれて、解約返戻金相当額が増え、死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができる点です。
その分、定期保険よりも養老保険の方が、保険料が高くなります。
不適切
終身保険を表した図なので不適切です。
終身保険の図の特徴は、右側部分が矢印になっているので、一生涯保証されるということが分かります。
そして払込満了はありますが、満期はありません。
払込さえ満了してしまえば、それ以降の保険料の払い込みは必要なく、一生涯保障をうけることが可能です。
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02
各生命保険の解約返戻金に関する問題です。
不適切な選択肢。
確定年金を表した図になります。
被保険者の生死にかかわらず一定の年金が一定期間受け取れます。
また保険料払い込み中に被保険者がなくなった場合は、振込保険料に応じた死亡保険金が受け取れます。
適切な選択肢。
定期保険を表した図になります。
満期までに死亡した場合に死亡保険金が支払われます。
解約返戻金は少額で満期を過ぎるとなくなります。
不適切な選択肢。
養老保険を表した図になります。
養老保険は保険料払い込み中に亡くなると死亡保険金、満期まで生存していた場合死亡保険金と同額の満期保険金が支払われます。
不適切な選択肢。
終身保険を表した図になります。
終身保険は保険料払い込み後も補償が継続されます。
解約返戻金も徐々に上昇していくのが特徴です。
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