FP2級の過去問
2024年1月
実技 問38

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問題

FP技能検定2級 2024年1月 実技 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

<設例>に基づき以下の問いについて答えなさい。

<設例>

雅之さんが2021年から2023年の間に行った国内公募追加型株式投資信託RQファンドの取引は、下記<資料>のとおりである。2023年末時点におけるRQファンドの個別元本(1万口当たり)として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないものとする。
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  • 10,500円
  • 10,731円
  • 11,000円
  • 11,242円

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この過去問の解説 (2件)

01

<2021年5月>

250万口を購入単価10,000円で購入しています。

 

<2022年9月>

100万口売却してますので、

150万口を購入単価10,000円で所有しています。

 

<2023年3月>

新たに50万口を購入単価12,000円で購入しているので、

(10,000円×150+12,000円×50)/150+50=10,500円が2023年末時点の個別原本となります。

 

選択肢1. 10,500円

適切な選択肢。

選択肢2. 10,731円

不適切な選択肢。

選択肢3. 11,000円

不適切な選択肢。

選択肢4. 11,242円

不適切な選択肢。

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02

金融の分野が苦手な方に多いのが、計算問題です。

個別元本を求める問題は、比較的出題されやすいので、得意な方であれば覚えておきましょう

ただ株式や投資信託の計算問題は毎回少しずつ条件が変わるので、債券の利回り計算のように当てはめるだけというわけにはいきません。

苦手な方は先に他の問題を解いてからの方が、時間的に余裕が出るので、戦略を立てたい問題です。

しかもこれらの問題は、テキスト掲載されていないことの方が多いです。

過去問を解いて練習しておきましょう。

 

 

まず個別元本を求めるので、購入時手数料等は関係ありません

譲渡所得を求める際には必要ですが、個別元本の計算には手数料などは含めていけません。

 

そして個別元本とは、簡単に言うと、購入したときの投資信託の価格のことです。

投資信託を10,000万円で購入すれば、これが個別元本となります。

まずはこの基本を押さえましょう。

配当金がある場合、再計算をして個別元本は変わりますが、今回は配当金などの記載がないため、考慮しなくて問題ありません。

 

 

〇2021年5月

1万口あたり10,000円の投資信託250万口購入しています。

 

〇2022年9月

100万口を売却

これは取得したわけではないので、所有している投資信託の個別元本に変更はありません

所有している投資信託は150万口です。

個別元本は1万口あたり10,000円のままです。

 

〇2023年3月

元々1万口あたり10,000円の投資信託を150万口所有しています。

それに加えて、1万口あたり12,000円の投資信託を50万口追加購入しています。

計算したいのは、1万口あたりいくらになるかです。

計算方法は、購入した投資信託の価格を全て平均する、総平均法を使います。

 

1万円✕150+1.2万円✕50

    150+50

 

 1,500,000+600,000

=     200

 

10,500円

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