2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問64 (実技 問4)
問題文
<資料>
[松尾さんが保有するTC投資信託の収益分配金受取時の状況]
収益分配前の個別元本:18,540円
収益分配前の基準価額:18,670円
収益分配金:350円
収益分配後の基準価額:18,320円
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問題
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問64(実技 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
<資料>
[松尾さんが保有するTC投資信託の収益分配金受取時の状況]
収益分配前の個別元本:18,540円
収益分配前の基準価額:18,670円
収益分配金:350円
収益分配後の基準価額:18,320円
- 普通分配金:130円 収益分配後の個別元本:18,320円
- 普通分配金:220円 収益分配後の個別元本:18,410円
- 普通分配金:350円 収益分配後の個別元本:18,190円
- 普通分配金:350円 収益分配後の個別元本:18,320円
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この過去問の解説 (2件)
01
金融資産運用分野から、投資信託の分配金等に関する問題です。
収益分配金には2種類あります。
・特別分配金(元本払戻金)→元本の払い戻しに相当する部分。非課税。
・普通分配金→利益となった部分。課税対象。
適切
<資料>から、「普通分配金」の額と「収益分配後の個別元本」の額を確認していきましょう。
①普通分配金
収益分配前の個別元本が購入した価格であり、収益分配前の基準価額が現在の価格と考えられます。つまり、「収益分配前の基準価額-収益分配前の個別元本」で損益が計算されます。
損益
=18,670円-18,540円
=130円
つまり、収益分配金である350円のうち、利益が出ている部分の130円は普通分配金となります。
仮に損益の部分がマイナスになったら、損が出ているということになります。収益分配金のすべてが、特別分配金(元本払戻金)と考えられます。
②収益分配後の個別元本
普通分配金は130円となります。したがって
収益分配金(350円)の内訳
・普通分配金:130円
・特別分配金(元本払戻金):350円-130円=220円
収益分配後の個別元本を算出するためには、収益分配前の個別元本から特別分配金(元本払戻金)を差し引きます。
18,540円-220円=18,320円
よって、収益分配後の個別元本は18,320円となります。
以上を図にすると下記のとおりです。本問のような問題が出題された時には、図で表現すると理解がしやすくなります。
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02
この問題は普通分配金と収益分配の個別元本について問われています。
始めに単語の整理をしておきましょう。
・個別元本・・・受益者ごとに計算される購入価格のこと。
・基準価額・・・投資信託の一口当たりの値段、投資信託の価格のこと。
・分配金・・・運用成果によって一部を投資家に支払われるお金のこと。
・普通分配金・・・分配金のうち分配支払後の基準価額が投資家の個別元本を上回る場合に支払れる分配金のこと。
・特別分配金・・・分配金のうち分配支払後の基準価額が投資家の個別元本を下回る部分として払い戻される非課税の分配金のこと。
よって、以下の計算となる。
収益分配前の基準価額:18,670円-収益分配前の個別元本:18,540円=130円→分配支払後の基準価額が個別元本を下回っているので特別分配金となる。
普通分配金の額は350円-130円=220円となる。
従って、収益分配後の個別元本は18,540円-130円=18,320円となる。
普通分配は220円、収益分配後の個別元本は18,320円となる。
適切です。
冒頭の解説をご参照ください。
不適切です。
冒頭の解説をご参照ください。
不適切です。
冒頭の解説をご参照ください。
不適切です。
冒頭の解説をご参照ください。
単語の意味を理解すると計算もしやすくなります。まずは単語の意味を理解しましょう。
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