2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問87 (実技 問27)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問87(実技 問27) (訂正依頼・報告はこちら)

榎田さんは、子どもの大学入学等の費用180万円に充てるために教育ローンの利用を考えている。今後5年間、年利1.0%で毎年借入応当日に元利均等返済をする場合、毎年の返済額はいくらになるか。
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  • 370,800(円)
  • 370,900(円)
  • 380,800(円)
  • 381,700(円)

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この過去問の解説 (2件)

01

引き続き、6つの係数の計算問題です。

<参考表>

 

選択肢1. 370,800(円)

適切

本問の場合使用するのは、資本回収係数となります。本問の「毎月の返済額はいくらになるか」という文末は参考表に記載されておらず、過去問の中であまり見ないケースです。また、資本回収係数も、「複利運用しながら取り崩す場合の毎年の受け取り額を求める係数」と認識している方が多いでしょう。本問のように借入金返済額を求めるケースで使用する係数とは、認識しにくいかもしれません。

どの係数を使えばよいかわからない場合の答え方をご紹介します。

ひとつの方法として、参考にしてみてください。

 

手順① 問題文から、乗ずる係数のおおよその値を考える

180万円を5年間で返済する場合の毎年の返金額は下記の計算式で算出できます。

180万円÷5年間=360,000円

本問の答えは下記の計算式で求められます。上記計算式の内容と並べてみます。

180万円×係数=本問の答え

180万円×0.2=360,000円(年利を考慮しない本問の答え)

以上から、本問で使用する係数は大体「0.2」だと判断できます。

※0.2の計算→36万円÷180万円

 

手順② おおよその値から、使用する係数の数値を考える

本問において、借りた教育ローン額に利息をつけて返済を行うことになります。よって、返済額は、手順①で算出した360,000円より利息分多くなるはずです。つまり、使用する係数は0.2より少し大きい数値になると推理できます。

 

手順③ 係数早見表から該当する係数をさがし、計算する

係数早見表の5年の欄から、0.2より少し大きい数字をさがします。すると、資本回収係数の0.206が該当します。

よって、本問の答えは下記のとおりになります。

180万円×0.206=370,800円

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02

この問題は係数について問われています。

【回答】370,800円

設問は毎年の借入金をいくら返済するのかが問われています。

その場合は「資本回収係数」を用いて求めることができます。

従って以下の計算で求めることができます。

1,800,000×(資本回収係数)0.206=370,800

 

よって回答は370,800円となります。

選択肢1. 370,800(円)

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. 370,900(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 380,800(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 381,700(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

6つの係数についてどんな時に用いるのかポイントを押さえましょう。

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