2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級) 過去問
2025年1月
問88 (実技 問28)

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問題

2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)試験 2025年1月 問88(実技 問28) (訂正依頼・報告はこちら)

伊丹さんは、老後の生活資金の一部として、毎年年末に240万円を受け取りたいと考えている。受取期間を25年間とし、年利1.0%で複利運用する場合、受取り開始年の初めにいくらの資金があればよいか。
問題文の画像
  • 51,855,800(円)
  • 52,055,000(円)
  • 52,655,200(円)
  • 52,855,200(円)

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この過去問の解説 (3件)

01

6つの係数を活用した計算問題です。

終価係数:今ある金額を一定期間複利運用した場合の将来価格を求める際に用いる

現価係数:将来の目標額を達成するのに必要な現在価格を求める際に用いる

減債基金係数:将来の目標額を達成するために毎年必要な積立額を求める際に用いる

資本回収係数:一定金額を一定期間複利運用して毎年受け取る金額を求める際に用いる

年金終価係数:一定金額を毎年複利運用して積み立てた場合の将来価格を求める際に用いる

年金現価係数:一定金額を一定期間に受け取る場合に必要な現在価格を求める際に用いる

選択肢4. 52,855,200(円)

一定金額を一定期間に受け取る場合に必要な現在価格を求める際に用いるのは年金現価係数です。

係数早見表を用いて計算すると、

240万円×22.023=52,855,200円となり、

選択肢4が正答となります。

参考になった数0

02

引き続き、6つの係数の計算問題です。

使用する係数の導き方として、2つの方法を明記します。

方法A・下記の表を使って解く方法

 

方法B・下記の手順に沿って解く方法

①問題文からおおよその係数の値を考える

②おおよその数値より、使用する係数の値を推理

③係数早見表から該当する係数を見つける

選択肢4. 52,855,200(円)

適切

冒頭解説の方法Aと方法Bを利用して解いてみましょう。

 

<方法A>

文末が「受取り開始年の初めにいくらの資金があればよいか」となっています。また文中に「毎年年末に240万円を受け取りたい」とありますので、年金現価係数が該当します。

 

<方法B>

①問題文からおおよその係数の値を考える

240万円を25年間受け取るために必要な額は、下記の計算式で算出されます。

240万円×25年=6,000万円

240万円×係数=本問の答え

よって、本問で使用する係数は「25」前後となると予想できます。

 

②おおよその数値より、使用する係数の値を推理

年利1.0%で複利運用する分、用意する資金は6,000万円より少なくてもよいはずです。よって、25より少し少ない数値が使用する係数となると考えます。

 

③係数早見表から該当する係数を見つける

「25年」の欄で25よりやや少ない値を見つけます。確認すると、年金現価係数の22.023が該当します。

 

方法A・方法Bより、年金現価係数を使用して計算します。

240万円×22.023=52,855,200円

参考になった数0

03

この問題は6つの係数について問われています。

【回答】52,855,200円

設問は毎年同じ金額を積み立てた場合、将来いくらになるのかを計算する必要があります。

その場合は「年金終価係数」を用います。

従って以下の計算で求めることができます。

2400000×(終価係数)22.023=52,855,200

 

よって回答は52,855,200円となります。

選択肢1. 51,855,800(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢2. 52,055,000(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢3. 52,655,200(円)

不適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

選択肢4. 52,855,200(円)

適切です。

冒頭の解説をご参照ください。

まとめ

6つの係数についてどんな時に用いるのかポイントを押さえましょう。

参考になった数0