行政書士の過去問
平成28年度
一般知識等 問54

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問題

行政書士試験 平成28年度 一般知識等 問54 (訂正依頼・報告はこちら)

人工知能に関する次の文章の空欄[Ⅰ]〜[IV]に当てはまる語句の組合せとして、妥当なものはどれか。

コンピュータの処理速度や記憶容量が向上しさえすれば、人間と同じように思考するコンピュータを開発することができると考えられた時期もあった。最近、将棋や囲碁の対局でコンピュータがトップレベルの棋士に勝利するようになったと報道された。その発展は、コンピュータに過去の大量の対局データをインプットし、更にそのデータに基づいて最適の解を導けるようコンピュータ自身で学習し実力を高める仕方を覚えられるようになったからといわれている。
このようなコンピュータの発展動向は、従来コンピュータが得意な能力は検索や[Ⅰ]であって人が得意な能力としては工夫や[Ⅱ]が代表的なものと考えられてきたが、今ではコンピュータもこれまで人間が得意としてきた[Ⅲ]や[Ⅳ]に類する能力を持ち始めたことを意味している。

ア  感情
イ  認知
ウ  想像
エ  論証
オ  ひらめき
カ  創造
キ  差別
ク  記憶
ケ  計算
コ  推論

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この過去問の解説 (3件)

01

Ⅰでは、コンピュータが得意とするものを考えます。
Ⅱでは、人が得意とするものを考えます。
ⅢとⅣでは、人間が得意としてきたものが、コンピュータによってもなされうることを考えます。

Ⅱは、人間が得意とする内容が入るため、「カ:創造」が入ります。
この段階で選択肢は④と⑤になります。

Ⅲも人間が得意とする内容が入ります。人間が得意とするのは、「ク:記憶」よりも「コ:推論」が妥当であると考えられます。
この段階で選択肢⑤は文意に合致せず不適であるため、正解は④となります。

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02

消去法により解説します。

Ⅰにあてはまりそうな言葉は、計算・記憶です。
よって、推論となっている5は間違いです。

Ⅱには、創造・推論などがあてはまると考えられます。
感情を能力としている1や、差別を能力としている2も間違いです。

よって、3もしくは4が正解ですが、
記憶と推論のうち、人間が得意といえるものは
推論のため、正解は4です。

参考になった数1

03

Ⅰ.はコンピュータの得意なものを選択します。
選択肢のコは推測や推定など、考えることを指しているので間違いとなり、
組み合わせ5は間違いになります。

Ⅱは人間の得意な能力を選択します。
《ア感情、キ差別》を得意な能力とは言えないので、
組み合わせ1.2も間違いとなります。

残り3.4番で、Ⅲは同じ選択肢。
Ⅳは以前のコンピュータが不得意ではあるものの、
これから進化が期待できるもので、
コ.推論 となり、答えは4番です。

参考になった数3