行政書士の過去問 令和4年度 一般知識等 問53
この過去問の解説 (2件)
アメリカの抱える差別問題の歴史についての問題は、一見難しく感じますが、ある一点だけを知っていれば一発で解ける問題です。
妥当です
1960年代にキング牧師は、人種差別に抗議する公民権運動において、重要な役割を果たした人として有名です。
妥当ではありません
ヒラリー・クリントンはアメリカ大統領になっていません。2017年の大統領選ではトランプに敗北しました。
妥当です
抗議運動が各地で行われ、街頭デモの様子はニュースなどでもかなり取り上げられていました。
妥当です
2022年にバイデン大統領の政権下で、人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪とする反リンチ法が成立しました。リンチで相手を死傷させた場合、最高で禁錮30年の刑に処せられます。
妥当です
リベラル派のケタンジ・ブラウン・ジャクソン氏が黒人女性として初めて判事に就任しました。バイデン大統領が指名しました。
この問題はヒラリー・クリントンが大統領に就任していないという一点を知っていれば正解できるものです。一見難しそうに見える問題でも、冷静に選択肢を見ていくと明らかに間違っている部分を見つけることができるので、諦めずに問題を読み込みましょう。
本問は一般知識等科目の政治、経済、社会ですが、「政治、経済、社会は範囲が広すぎるし、何が出るかわからない、対策しにくい」と思う方が多いかと思います。
しかも、捨て科目に使用にも足切りがありますので、最低限6問は正解しないといけない。
ただ、おそらく試験委員の先生もそこは分かっていると思います。
それでもなぜ、政治、経済、社会を出題するかというと、受験生が分からないなりにもどのように回答するのかという点を試験委員は確認したいのだと思います。
行政書士試験合格後にクライアントからの問い合わせに対して「分からないからよそに行ってくれ」というのと、「分からないので調べてから折り返します」というのでは全然違います。
受験生が分からないなりにも、考え抜いて最低限6問は正解できるかという点を試験委員の先生は考えて問題を作成されていると思います。
そこで、知識も大切ですが、思考力を身に着けるべきだと思います。
黒人差別はいけませんよね。
ということは、それに怒る人も多いはず。
ということで、黒人差別に抗議するワシントン大行進が起こりました。
よって、本記述は正しいです。
2017年に、アメリカ合衆国大統領に就任したのは、ドナルド・トランプです。
よって、本記述は誤っています。
人種差別はいけませんよね。
それに対して怒る人はいっぱいいると思います。
ということは、抗議活動がいろんなところで起こったというのは、正しいのではないかと考えた方、その通りです。
よって、本記述は正しいです。
人種差別に基づくリンチはやっちゃダメというのは、当たり前のことです。
そうすると、「これに対し何かしら規制する法律があるはず」と考えた方、その通りです。
人種差別に基づくリンチを連邦法の増悪犯罪とする反リンチ法が、2022年に成立しました。
意外に最近ですね。
よって、本記述は正しいです。
本記述の通りです。
一般知識等科目の政治、経済、社会は令和6年から行政書士法等に変更になる為、令和5年に受験する人以外は学習する必要はないかと思います。
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