保育士の過去問
平成23年(2011年)
小児保健 問69
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問題
保育士試験 平成23年(2011年) 小児保健 問69 (訂正依頼・報告はこちら)
次の疾患は、節足動物媒介感染症である。「蚊」が媒介しない感染症の組み合わせを一つ選びなさい。
A マラリア
B デング熱
C ライム病
D 西ナイル熱
E 発疹チフス
A マラリア
B デング熱
C ライム病
D 西ナイル熱
E 発疹チフス
- A C
- A D
- B D
- B E
- C E
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この過去問の解説 (3件)
01
Cの「ライム病」を媒介するのは、マダニです。主に山間部でのアウトドアで感染します。感染すると皮膚に特徴的な紅斑が現れ、発熱、筋肉痛などが起こり、まれに脳や神経の機能不全に至ることもあります。
Eの「発疹チフス」を媒介するのは、シラミやダニです。感染すると発熱や、全身に広がる発疹がみられ、重症になると意識障害が起こります。不衛生な地域で起こりやすく、戦時下に世界で流行しました。現在の日本では、ほとんど発生していません。
Aのマラリア、Bのデング熱、Dの西ナイル熱は、すべて蚊が媒介する伝染病です。
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02
A マラリアは蚊が媒介となる病気です。高熱や頭痛、吐き気などの症状が起こり、悪化すると脳マラリアによる意識障害や腎不全を起こし死に至る恐ろしい病気です。
B デング熱も蚊が媒介となって起こる感染症です。主な症状は高熱を伴う発熱の他、頭痛や筋肉痛、関節痛、はしかに似たような発疹などがあります。
C 適切です。ライム病は「マダニ」が媒介となり起こる病気です。感染すると皮膚に紅斑が現れる他、発熱、筋肉痛などが起こり、最悪の場合、脳や神経の機能不全に至ることもあります。
D 西ナイル熱は蚊が媒介となって起こる病気です。2~6日間の潜伏期間を経て、脳幹や脊髄が侵され、呼吸や嘔吐、呼吸不全、精神錯乱などの症状が起こる恐ろしい病気です。
E 適切です。発疹チフスは、シラミやダニが媒介となります。主な症状に発熱や、全身に広がる発疹があります。重症になると意識障害が起こります。
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03
Cが×…ライム病は、野鼠や小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニによって媒介されます。
Eが×…発疹チフスは、シラミやダニによって媒介されます。
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