保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育の心理学 問81
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育の心理学 問81 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、人の生涯発達に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 人の生涯発達は、遺伝的要因と環境的要因との相互作用によって促される。
B 人の生涯発達における文化の影響は、乳児期において最も大きい。
C 人の生涯発達とは、上昇的変化の過程を意味する。
D 人の生涯発達は、個人的に重要な意味をもつ出来事の影響を受ける。
A 人の生涯発達は、遺伝的要因と環境的要因との相互作用によって促される。
B 人の生涯発達における文化の影響は、乳児期において最も大きい。
C 人の生涯発達とは、上昇的変化の過程を意味する。
D 人の生涯発達は、個人的に重要な意味をもつ出来事の影響を受ける。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)○
- (A)○ (B)○ (C)× (D)○
- (A)○ (B)× (C)× (D)○
- (A)× (B)○ (C)× (D)×
- (A)× (B)× (C)○ (D)×
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この過去問の解説 (3件)
01
A:〇
遺伝と環境の両方が重要な役割を担い、また、これらが一貫して相互に作用し発達を導いていると考えられています。
B:×
生涯にわたって重要ではありますが、一般的には幼児期以降、児童期、青年期、成人期になるにつれて影響は顕著になります。
C:×
生涯発達は、獲得を意味する上昇的変化と、肉体の衰え等の喪失を意味する下降的変化も含まれます。
D:〇
「個人的に重要な意味をもつ出来事」とは、Aにおける環境を意味し、たとえば就学、結婚、転居、災害等のライフイベントも影響します。
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02
適切な記述です。
Bは×です。
乳児期のみでなく、生涯にわたって大きな影響をうけます。
Cは×です。
生涯発達というのは、人の受胎から死に至るまでの生涯を通じての恒常性と変化に着目した考え方です。
発達とは何かを獲得していく上昇的な変化だけでなく、何かを喪失する下降的な変化、そして変わらずにいる停滞も含まれます。
Dは○です。
生涯発達の考え方を提唱したバルテスは、生涯発達に影響を与える3つの要因を挙げました。
①生物学的要因。ある標準的な年齢段階でほとんどの人に類似してみられるものです。(思春期・結婚・出産・退職等)
②歴史的要因。ある特定の時代に同じ国や地域で生きている人々が共通して経験する出来事などです。(戦争・自然災害・景気など)
③生活経験要因。個人に関わる生活上の出来事(ライフイベント)などです。(病気,離婚,失業,転職,死別など)
よって正解の組み合わせは3となります。
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03
A―〇
B―×
C―×
D―〇
B.
人の生涯発達において文化の影響は、生涯にわたります。
C.
人の生涯発達とは、生涯において必ずしも上昇的変化だけではありません。
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