保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会的養護 問32

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「社会的養護の課題と将来像」(児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会・社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会)(平成23年7月)における「社会的養護の理念と機能」の一部である。( A )~( D )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

・社会的養護は、保護者のない児童や、保護者に( A )させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである。
・社会的養護は、「子どもの( B )のために」という考え方と、「( C )で子どもを育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会の公的責任で保護養育し、子どもが( D )基本的な権利を保障する。
  • ( A )監護  ( B )基本的人権の保障   ( C )地域    ( D )安全で安心して暮らせる
  • ( A )養護  ( B )最善の利益      ( C )地域    ( D )心身ともに健康に育つ
  • ( A )監護  ( B )最善の利益      ( C )社会全体  ( D )心身ともに健康に育つ
  • ( A )養護  ( B )基本的人権の保障   ( C )社会全体  ( D )安全で安心して暮らせる
  • ( A )監護  ( B )最善の利益      ( C )社会全体  ( D )安全で安心して暮らせる

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:3


< 社会的養護の理念と機能 >

・社会的養護は、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、 公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭へ の支援を行うことである。

・社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」という考え方と、「社会全体で子どもを 育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会 の公的責任で保護養育し、子どもが心身ともに健康に育つ基本的な権利を保障する。

・社会的養護は、次の三つの機能を持つ。
①「養育機能」は、家庭での適切な養育を受けられない子どもを養育する機能であ り、社会的養護を必要とするすべての子どもに保障されるべきもの。

②「心理的ケア等の機能」は、虐待等の様々な背景の下で、適切な養育が受けられ なかったこと等により生じる発達のゆがみや心の傷(心の成長の阻害と心理的不調 等)を癒し、回復させ、適切な発達を図る機能。

③「地域支援等の機能」は、親子関係の再構築等の家庭環境の調整、地域における 子どもの養育と保護者への支援、自立支援、施設退所後の相談支援(アフターケア) などの機能

・すべての子どもと家庭のための子育て支援施策を充実させていく中で、社会的養護 の対象となる子どもにこそ、特に支援の充実が必要である。また、社会的養護と一 般の子育て支援施策は、一連の連続性を持つものであり、密接な連携が必要である。


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02

正解は3です。

以下が正しい文章になります。

・社会的養護は、保護者のない児童や、保護者に( A 監護)させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことである。
・社会的養護は、「子どもの( B最善の利益 )のために」という考え方と、「( C社会全体 )で子どもを育む」という考え方を理念とし、保護者の適切な養育を受けられない子どもを、社会の公的責任で保護養育し、子どもが( D心身ともに健康に育つ )基本的な権利を保障する。

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03

正解は3です。

設問は「社会的養護の課題と将来像」1「基本的考え方」(1)社会的養護の理念と機能の記述です。

確認しておきましょう。

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