保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会的養護 問31
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会的養護 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、日本の児童福祉施設の制度的な歩みに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 1900(明治33)年に「感化法」が制定され、同法で少年教護院が規定された。
B 1929(昭和4)年に「救護法」が制定され、救護施設の一つとして孤児院が法律で規定された。
C 1948(昭和23)年に「児童福祉施設最低基準」が制定され、児童福祉施設の設備、職員の資格と配置基準等が規定された。
D 1997(平成9)年の児童福祉法改正で、教護院の名称が児童自立支援施設に改められた。
A 1900(明治33)年に「感化法」が制定され、同法で少年教護院が規定された。
B 1929(昭和4)年に「救護法」が制定され、救護施設の一つとして孤児院が法律で規定された。
C 1948(昭和23)年に「児童福祉施設最低基準」が制定され、児童福祉施設の設備、職員の資格と配置基準等が規定された。
D 1997(平成9)年の児童福祉法改正で、教護院の名称が児童自立支援施設に改められた。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A―×
B―〇
C―〇
D―〇
A
感化法により『感化院』が各府県に設置が義務付けられました。
~補足説明~
<感化法>
1900(明治33)年制定。不良行為をなし、またはなすおそれがある8歳以上16歳未満の少年を感化院に入所させ、教化するための法律。
<救護法>
1929(昭和4)年制定。老衰・疾病・貧困などのために生活できない者を救護する法律。1946年、生活保護法の制定により廃止。
<児童福祉施設最低基準>
1948(昭和23)年制定。児童福祉法に定められた児童福祉施設の設備・運営上の基準。施設の構造設備の一般原則をはじめ、非常時災害対策、職員の一般的要件、衛生管理、健康管理ほか、施設の種類別に最低限守るべき基準が定められている。
<児童自立支援施設>
1997(平成9)年の児童福祉法改正で教護院より改称された。
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02
A × 1900年に制定された感化法は非行少年の教育・保護を目的とし、現在の児童自立支援施設の前身となる感化院が設置されました。
B ○ 1929年に制定された救護法は貧困の公的救済が義務付けられ、扶助内容も明記されました。孤児院(現在の児童養護施設)は救護施設の一つです。
C ○ 児童福祉施設最低基準は入所児童の権利や健やかな成長を保障するため児童福祉施設の設備、職員配置などが定められています。
D ○ 1997年の児童福祉法改正では児童の保護、養育だけではなく、自立支援が主要な目的として加えられ、教護院が児童自立支援施設に改められました。
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03
A 1900年に「感化法」が制定され、それと同法で「感化院」が各府県に設置されました。「感化院」とは現在の「児童自立支援施設」のことです。
B 適切です。
C 適切です。
D 適切です。
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